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2007年2月

「魂の森を行け」

Photo_6 昨日紹介した宮脇昭先生を知ったのは、この一冊がきっかけ。
昨年秋に海仲間の(ま)さんが貸してくれた本だ。
(ま)さんとは、20日の公開講座も一緒に聴講して「今度はゼッタイに、フィールドに宮脇先生に会いに行こう」と約束した。

執念ともいえる意思をもって、今では日本国内のみならず、中国の森や、東南アジアの熱帯雨林まで植林を成功させている宮脇先生。
一体どうしたら宮脇先生のような人が生まれるのか、この本を読めばそのナゾがよくわかる。研究者、宮脇昭の半生を描いた作品だ。

これを読んで嬉しかったのは、うちの裏山ともいえる三ケ岡が、宮脇先生のいう「鎮守の森」の植生そのものだということ。先生には日本全国の植生を隅々まで調べたという偉業もあるのだが、三ケ岡を調べている宮脇昭の姿を想像すると・・・・なんだかワクワクする!
そして、日本の代表種のひとつのように思っていたアカマツが、実は本来尾根筋など、他の樹種が生育できない場所に、ほんの一部あるだけだったことを知り「へぇ~、へぇ~、へぇ~(って、これはトリビアな知識じゃナイですね)」
今、全国的にマツクイムシにやられているのも、本来少数派だったアカマツが範囲を広げすぎた(もちろん、アカマツが悪いのではなくて、人間のセイですけどね)結果、その揺り戻しが来ているだけだという。なるほど~。じゃ、薬バンバン使ってマツクイムシを退治しようとするのも、自然の掟に抗った、ムダなというよりも、やってはいけないことなのかな。

・・・・いろいろ興味は尽きないこの本の著者は一志治夫さん、新潮文庫より出ています。こんなにタメになる、面白い本が文庫で読めるんですよ! やるな、新潮社。
森に、環境に、自分の命に、関心のあるあなた、必読です。

(ま)さん、ステキな本を教えてくれて、ありがとう♪
先生の著書、「鎮守の森」の内容は、この前の講演をより分かりやすくした感じでしたよ。

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本物を見よ

お会いしたいと思っていた人に会えてから、早くも1週間が経とうとしている。
昨年秋にその方の著作を読んだときにも、ブログでぜひ紹介したい・・・・と思ったのに、なかなか書けずにいた。そして、実際にお話を直に聞いた(損保ジャパンの公開講座、2月20日)今でも。
なんというか、とてもじゃないけど私の拙い筆では書ききれない、その素晴しさを伝えきれないくらい、スケールの大きな方なのだ。

その人の名は、宮脇昭。
横浜国立大学名誉教授、国際生態学センター研究所長。
昨年、日本の研究者として初めてブループラネット賞を受賞(過去に日本人が受賞したことはあるが、所属?は米国だった)
3000万本の木を植えた男としても知られている。御年79歳。だけど、そのお歳にはとても見えない。お顔なんてツヤツヤだし、背筋はピシッと伸び、言葉は機関銃のごとく口をついて出てくる。全身から情熱があふれ出てくるようだ。もちろん、今でもバリバリの現役=真のフィールドワーカーである。

宮脇先生が発信し、今では植物生態学界における世界共通語にもなっている、chinjunomori=鎮守の森。
日本人は古来、水田から始まり、道路、住宅、工場、ダム、発電所・・・・文明の発達とともにさまざまな人工物を作り、開発を進めてきたが、一方で神社仏閣の森、屋敷林など「鎮守の森」を残す工夫をしてきた。そこを神聖な土地として祭り、手を加えたら祟りが起こる・・・・という信仰に結び付けて、守ってきた。
そういった、その土地固有の植生を甦らせること、「ふるさとの木によるふ るさとの森=鎮守の森作り」が宮脇先生の生涯をかけた仕事だ。

日本固有の植生は、海岸沿いでは太平洋岸が釜石の北まで、日本海側が秋田県の中部までという大部分で、シイ、カシ、タブノキに代表される「冬も緑の常緑樹」だった。それ以北は北海道を含めてブナ、ミズナラ、カエデといった落葉広葉樹林。
それが今では、固有の植生が残っているのは面積にしてわずか0.06%だという。

宮脇先生は講演の冒頭、「環境を守ることは“いのち”を守ること、あなたやあなたの愛する人の遺伝子を守ること、そして心を守ることだということを、どうか肝に銘じてほしい」と力強くおっしゃった。
先生が実践している“環境を守る”活動は、木を植えること。それも「本物の森を作れ!」という。「本物は長持ちする。植えてから5年たっても手がかかるのはニセモノ」だと。
「本物の森を作る」先生の方法はただ一つ。その土地固有の植生が何かを調べ、その樹種のポット苗を作り、混植・密植する。ポット苗というのは、よく園芸植物売り場で見かける黒いビニール製の入れ物で育てた30センチ高くらいの苗で、入れ物の中は根で充満している。この、“根で充満させる”というのが第一のポイントだそう。苗は地元でドングリなどを何万個も!拾ってきて、それから育てる。
その苗を植えるのだが、普通の植林のように1種類だけをべったり植えることはしない。例えば、中心となるタブノキなどの種だけでなく、ウラジロガシ、アラカシ、ヤブツバキ、スダジイ、モチノキ、シロダモなどの幼苗を生態学的な手法に則って、混ぜて植えるのだ。

「混ぜる、混ぜる、混ぜる」
これは宮脇先生の口癖のようなもの。自然界ではたくさんの種類のいのちが存在しているのが健全。それらがみな競争しながら、“少しずつ我慢して”、せいいっぱい生きていく。どの種類が重要で、どの種類がそうでないということは決してない、と。
そしてそれはそのまま人間社会にも当てはまるのではないか?と。我慢ができないものは生きていけないのが、自然界の掟なのだ。

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そういう信念に基づいて作られた森がどのようなものなのか。
著書を読んだときから実物を見てみたいと思っていたら、今回、スライドで目の当たりにして、想像以上であることに正直驚いた。何箇所もの例が紹介されたのだが、ひとつを取り上げると・・・・。
写真左は、横浜市のあるトンネル工事の現場。
このノリ面に木を植えようということになって、宮脇先生に白羽の矢が立ち、上に書いたような方法で苗を植えた。
この方法で植えた後は、メンテナンスはほとんどいらないという。それでも・・・・。


20070225_009それから、わずか7年後には、写真左下のとおり、こんなに見事な森が形成されている。活着率は97%!
自分達が手伝って植えた苗が、こんなに立派に生長するのを目にすれば、誰だって嬉しいだろう。
たいていの担当者(多くは役人や企業人)が計画当初は半信半疑なのが、植えて3年後くらいには「皆が“この森は自分が作った”と言うようになります」とは宮脇先生の談。


長年の血のにじむような研究の果てに得た己の理論を信じ、その理論に基づいて実践し、それが正しいことを見事に証明してみせる。そして、それを人にも広める。
科学者としてこれ以上の「道」があるだろうか。
宮脇先生、今度はぜひフィールドでお会いしたいです。
木を植えることならわたしにもできそう。そして、できることはやらねば!

講演では印象深い言葉がたくさん飛び出しました。
上に書いた「みんなが少しずつ我慢して、懸命に生きるのが健全」というのもそうだし、「植物は根が大事、人間は足腰が大事。だから歩く、歩く、歩く!」(みなさん、歩いてますか~?)
そして、わたしにとっての一番は、

「(何事も)本気でやればできる!!」

でした。
最後に、「木を植えるのも大事だが、ライフスタイルを見直して環境に負荷をかけないことも大事なのでは?」という質問に対しての宮脇先生の答えは・・・・
「(ライフスタイルを)変えられる人はどんどん変えてください。できる人はどんどんやる。わたしは・・・・木を植えます」

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いくつになっても

先日電話をした際に、「今年もがんばってお雛様出したわよ」と母が言うので、実家に帰る。
お雛様は早めに出して、お節句が過ぎたらできるだけ早く仕舞う・・・・そうしないとお嫁に行き遅れる、というのはよく言われることで。

我が家のお雛様は段飾りなんて立派なものではないけれど、それでも全部を出して飾って、またそれを丁寧に仕舞うというのは、なかなかエネルギーがいる仕事だ。
わたしが家を出てからは特に、「・・・・大変だし、今年は出すのよそうかしら」と言いつつも、やはり去年も今年も、母はちゃんと飾ってくれた。
もうとっくに嫁き遅れている不肖の娘のために、「ここで出さないと、ホントに一生嫁げないカモシレナイ」と母なりに思うのだろう、親心とはありがたいものかな。

わたしが生まれたときに母方の祖父母が買ってくれたお雛様(写真下左)。母の扱いがよいので、とてもキレイな状態だけど、これももう40年の歴史があるのだ。
そして写真下右は、母のもの。こちらは80年ものだ。現代のものよりも、一回り小さいが、つくりは精巧。お顔や着物はもちろん、手にした扇や冠も本物そっくりのミニチュアになっている。
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わたしは小さい頃から、自分のお雛様よりも母のお雛様が出てくるのが楽しみで楽しみで、扇を開いたり閉じたり、着物の裾を直したり・・・・。
元々は段飾りで、三人官女や五人囃子、その他のお道具も、戦災から逃れて母の実家に全部残っているハズという。今、うちにはこのお内裏様と屏風や雪洞くらいしか持ってきてないけれど、それらから想像するに、全部のお道具が揃ったら、さぞかし素晴しいお飾りになるだろう。見てみたいなぁ~。

さてさて、そろそろ母の気持ちに応えたい・・・・と本気で思ってはいるんだけど。
せめて、お雛様をサッサと仕舞うのは手伝いに帰ろうかしら。

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母へ

40年前の今日は日曜日。
お天気はどうだったか、わたしにはわからないけれど、40年前の今日、東京大田区の日赤病院で、母は何時間もかけてわたしを生んでくれた。
そのとき母は38歳になったばかり。今でこそ、その年齢で初産は珍しくないけれど、当時としては“超”がつく高齢出産だ。
切迫流産の危険があり、お正月からはずっと横になっていたという。そのせいで育ちすぎてしまったのか、予定日の3月3日より2週間も早く生まれたのに、わたしの体重は3600グラムを超えていて。
午前中に分娩室に入ったのに、わたしが生まれたのは夕方の4時半過ぎ。へその緒が首に巻きついたり・・・・とにかく非常に難産で、母子共に危険、せめてお母さんだけは救いましょう・・・・という状態だったらしい。

こういう話をわたしは母から直接聞くよりも、小さい頃から祖母(母の母)からよく聞かされていた。「だからあなたのママはあなたのことが可愛くて可愛くて仕方がないんだよ」と。
その頃はそう言われてもピンと来なかったけれど、今思い返せば、両親や祖父母には本当に愛情をかけて育ててもらった、ということがわかる。
我が家は決して裕福ではなかったけれど、何不自由なく育ててもらった。
もちろん物質面以上に、心の面で豊かにたくさんのものを注いでもらった。先の祖母の言葉だって、そこに込められた「だからあなたはこんなに大切」というメッセージは、子ども心にもちゃんと受け止めていたのだと思う(自覚はできてなかったとしても)

そして今、毎朝、心にも身体にも苦痛を感じることなく目が覚めるとき、丈夫な身体に生み、人並みに健全な精神に育ててくれた両親や祖父母に、やはりとりわけ母に、心から感謝するのです。

40年前の今日、生んでくれて、ほんとにありがとう。
与えられたいのち、大切に、せいいっぱい歩んでいくよ。
注いでもらった愛情を、わたしも大切な人々にいっぱい注ぐことができますように。

愛と尊敬をこめて

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天然のカラマツ

写真塾なんだから・・・・宿のことばかりじゃなくて、森のことも書かなくちゃね。

土曜日の夕方からチラチラしだした雪は、夜には本格的になり、寝る前に何度も窓の外をのぞいて積もり具合を確認、明朝に期待を膨らませて「おやすみなさい」
朝5時半に起床、6時過ぎに出かける準備が整うが、まだ暗い。玄関でゆっくりとスノーシューを合わせたりしているうちに、ほの明るくなってきたので出発。雪はまだちらついている。気温はマイナス5度、だいぶ暖かい。
昨日、縦横無尽にさんざんつけたトレースはきれいに消えている。ふかふかの新雪の上を駆け回りたい衝動を抑えて、仲間と自分の撮影アングルを気にしつつ、慎重に歩みを進める。

スキー場が近いので、深い森というイメージはないが、ゲレンデの空間がある上に、カラマツ林が中心となっているので、明るく開けた印象。そこに天然のカラマツが伸び伸びと大きく枝を広げている様は、見ていて気持ちがいい。姿はよいけれど、ちょっとひ弱な感じがする植林されたカラマツとは違って、威風堂々、ワイルドな感じが何とも魅力的。
カメラを向けてみたけど、その魅力を十分に表現できない・・・・。

少し早めに切り上げて、8時からの朝食の前にお風呂に入ろう・・・・なんて思って出かけたのに、気がつくと時計は7時半を回っている。いつの間にか、一緒に出たはずの仲間の姿も見当たらず。お風呂は諦めて、8時ギリギリに朝の撮影終了。フィルムは3本消費。

10時過ぎに玄関前に集合。今度は参加者全員で撮影に出かける。高峰温泉ではスノーシューやクロスカントリースキーが無料で借りられる。そればかりか、出かけるたびに宿の方がフィッティングをしてくださる。ほんとに心地よいサービス。
今回は高峰山を目指すので少々の登りがあるとのこと、アドバイスに従って普段は持たないストックもお借りして、いざ出発!

登りに入ると、斜面にはツツジやシャクナゲがたくさん見られる。これが花をつける季節に、ぜひまた来てみたい! シャクナゲは葉を丸めてダラリとたらしている。こうして厳しい冬をやりすごすのだね。それが雪から顔を出しているところは、宇宙船の軟着陸かなにかのよう。
・・・・なんて呑気に撮影していたのもここまで。いよいよ急登に入る。三脚をたたんでストックを頼りに一歩一歩・・・・(に)さんの説明から想像していたよりも、かなりの勾配がある。のけぞって仰ぎ見ると、そのまま後ろにひっくり返ってしまいそう。「(だいぶ)話が違うゾ~」 ストック借りてきてヨカッタ♪
それにしても、仲間の姿がぜんぜん見えない。中には、わたしより20歳前後お年を重ねてらっしゃるメンバーも3-4人・・・・みんなホントにここ登ったの~?!
「でも他にトレースもないしなぁ~」・・・・信じて登っていくと、急登が終わったことろでやっと(フ)さんの背中が見えた! やれやれお昼だ!

20070217_035 平らに開けた場所でお昼を食べているうちに、みるみる空が晴れてきて・・・・木々の向こうの山の斜面もクッキリ(写真左)。
枝先についたたくさんの雫もお日様の光を受けてキラキラしだして。
ひゃぁ~すごいすごい、ご飯食べてる場合じゃない! でもお腹がすいては集中できない! どうすればいいの~??

みんなカメラを取り出して、思い思いの方に向かってシャッターを切り続けてる。
それじゃ、わたしも・・・・もちろん、お弁当はしっかり食べ終えましたよ♪

最後の最後に神様は、ステキな演出をしてくれました。
曇り(霧)~新雪~青空と、雪の森の魅力をフルコースで楽しめた2日間。高峰温泉ご自慢の星空が観察できなかったのは残念だけど、それは次回のお楽しみにとっておこう。
2日間楽しくご一緒してくださった参加者のみなさん、(に)さん、心遣いに満ちたもてなしをしてくださった宿のみなさん、そして出会ったすべてのいのちに、感謝。

(ポジで撮った写真は、後日アップする予定です。気が向いたらチェックしてみてね)

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雲上の宿

20070217_013今日泊まるのは、浅間山の中腹にある一軒宿“高峰温泉”。「日本秘湯を守る会」に登録されている宿のひとつだ。

かつてはランプの宿だったので、今でもランプがシンボルマークに20070217_019なっている。今でこそランプの形をした電灯になってしまったが、それがお風呂場をはじめ、館内あちこちに置かれていて、木を使った建物にマッチして、あたたかな雰囲気。

あたたかなのは建物だけでなく、従業員の方もみんなにこやかで親切で、もてなしの心がちっとも押し付けがましくなくって、たちまちに「お気に入りの宿」にランクイン!

山の中にある一軒宿だから、山小屋風な設備を想像してきたのだけど・・・・案内されたお部屋は旅館そのもの。明るくて清潔な部屋には、コタツの上に茶菓が用意され、浴用タオル&バスタオル、浴衣、丹前も備え付けてある。小さいけれど、卓上の鏡も。
窓の外を見れば、雪の上になにやら動物の足跡が。テンかな?

食事は朝夕とも2階にある食堂でいただく。本日のメニューは下のとおり。
どれひとつとっても、他ではちょっと食べられないような一品。食べきれないほどの量で、少し残してしまったのが悔やまれるけど、どれもおいしくいただきました。
そうそう、翌日のお昼におにぎりのお弁当を頼んだのだけど、これがまたオドロキで。雪の森の中で、先に包みを開いた(に)さんが「このお弁当、ホカロンが入ってるよ!」と声を上げている。どれどれ?・・・と見てみれば、ホントだ。おにぎりとおかずを包んだ紙と外側の包装紙の間に使い捨てカイロがはさんである。寒い野外で冷たいおにぎりを食べなくてすむように・・・との心遣い、いやぁ~、参りました!
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人気の宿だけあって、食堂は満員。みんな、いかにも“山好き”って雰囲気で、やや年齢層は高めかな。まぁ登山は中高年にブームだからね(お前も立派な中年だ、って? ハイその通りデス)。中には日本語でない言葉を話す家族連れもいる。人づてに聞けば台湾からのお客さんだそう。なんてインターナショナル! それにしても台湾からわざわざ高峰に、しかもこの時季に来るなんて「通」ですな。

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お風呂は1階に小さめの「ランプの湯」、2階に大き目なのがそれぞれ男女別にある。泉質は、含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉。源泉の温度は26-27℃。それを加温してのかけ流しだが、1階、2階ともに浴槽がふたつずつあって、ひとつはぬるめのお湯になっている。「ランプの湯」の小さい浴槽は、ほとんど水風呂って感じ。
ちなみに、お風呂場には石けん、シャンプーの類は置いてない。大自然に囲まれた宿ならば、当然といえば当然のこと。
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その代わりに?「創生水」と呼ばれる 水を使っているとのこと。浴場はもちろん、洗面室 の蛇口から出るのもこの「創生水」(→)
創生水っていったい何なのか、どうやって作るのか、普通の水とどう違うのか・・・・よくわからないけど、洗剤を使わなくてもキレイになるとのことで、お化粧した顔も、髪も、歯磨きも、蛇口から出る水だけで洗った。郷に入っては郷に従え、だ。
右の写真を撮っていたら、フロントにいた方が「創生水のパンフレットありますよ」とおっしゃるので、1冊いただいてきて、ざっと読んでみたけど・・・・やっぱりよくワカラナイ f(^^;)

さて、食堂の下は休憩所になっていて、クマザサ茶やそば茶が自由に飲めるようになっているのだが、そのスペースの窓のすぐ外に、エサ台が設置してあり、野鳥やリスが入れ替わり立ち代わりやってきては、エサを食べている。その姿を見ていると、飽きない、飽きない。まるで、「とりぱん」の世界。
早朝は、カケスやホシガラスなどの大きな鳥がまずやってきて、わたしたちが朝食を終える頃には小さいカラ類に交代。シジュウカラ、ゴジュウカラ、コガラ、ヒガラ、カワラヒワにアカゲラ、そして、エナガ! 穀物系のエサだけではなく、「とりぱん」同様、脂身もネットに入れて置いてある。リスのヤツ、体は小さくても哺乳類、リスが来ると鳥たちはササッと退散する。中でもなぜかアカゲラがリスの標的になっていて、エサ場じゃない木の枝に止まっていても、リスが「そこで何してんだよ、どけどけ~っ」って感じで追い払っちゃって。
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そんな生き物たちの様子を見ていると、いくら時間があっても足りない。おかげで、少し鳥の見分けがつくようになったゾ。

20070217_018 本日のおまけ:看板犬の「ダイ」ちゃん
手白澤温泉のクロを思い出させるような、黒柴。
人懐っこくて、超ラブリー♪ 
ちょっと噛みグセがあるようです。が、許せちゃいます!
カメラを向けると、しっかりカメラ目線でキチンとお座りしてくれました。
足がちょっとばかりチベタそうね。
ダイちゃん、また会いに行くからねっ☆

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雪の高峰へ

今週末は、久しぶりの雪の森へ。
写真家の森本二太郎さん(以下、いつもどおり(に)さんと書きます)主催の写真塾。
宿泊は浅間の中腹にある一軒宿、高峰温泉だ。ずーっと来たいと思っていた、憧れの宿のひとつなので、行く前から楽しみで楽しみで。

9時に代々木で待ち合わせ。(大)さんの車に乗せてもらって、途中荻窪で(フ)さんご夫妻をピックアップ、軽快な音楽を聴きながら4人で楽しくドライブ。渋滞はないに等しく、順調に関越道を進む。
群馬の山々の奇景(面白い形)に歓声をあげたり、真赤に花粉をつけたスギ林に悲鳴を上げたりしているうちに浅間山が大きく迫ってきた。が・・・・、雪少なっ! 山頂近くにまで真黒な模様がクッキリと浮かび上がっている。いつもならば全山真っ白に見えるのに。

林道に入っても両脇には雪のカケラもない。林床もすごく乾いた感じ。アサマ2000スキー場手前でやっと、汚れた雪が少し残っている程度。
これでホントに「雪の写真塾」ができるの~? と少々不安になる。20070217_002
12時少し過ぎにスキー場に到着。予定よりも1時間も早い。外に出ると、さすがに雪の上を渡ってくる風は冷たく。
今シーズン初めての雪景色。なんだかんだ言っても嬉しくて、デジカメ写真撮ってみました。
この辺はカラマツが多い。姿のよい植林されたものと、ワイルドな天然木とが交じり合っている。これが全部芽吹いたら、あるいは黄葉したら・・・・! 想像するだけでワクワクする。20070217_007

雪の上には、カラマツの落し物。
どんな気象条件でも、自然の中では、いつもいつも、その時だけの出会いが待っている。
今日、明日、果たして、どんな相手に会えるのかな?

スキー場のレストランでのんびりと昼食をとり、(に)さんや他の参加者を待つ。ゲレンデはハイシーズンの週末だというのに、驚くほど空いている。
「“わたしをスキーに連れてって”の頃とは大違いダネ」なんて話ながら、滑り降りてくる人を眺めていると、少々「滑り心」がウズウズする。20070217_011

さて、15時過ぎに、スキー場の駐車場に参加者全員合流。
ここから宿から迎えの“雪上車”で、高峰温泉に向かうのだ!

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ほろ苦の・・・・春だ

昨日も行ってしまいましたよ、煌味家さん。
過日のブログを読んだ海仲間が「連れってってけろ~」と言うので、ね。
しかたなく・・・・っていうのはウソだけど。

きっと(か)が自分のブログにアップするだろうから、今回はわたしはパス・・・しようと思ったけど、せっかくお初に春山菜の天ぷらをいただいたので、記録しときましょうね♪
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こごみ、ふきのとう、山うど、うるい、野かんぞう、浜ぼうふう、行者にんにく、たらの芽。
ん~っ、春のかほり・・・・&土の匂いがするような、この苦味!
これからしばらくは、春野菜天ぷらつきのもりそばが食べられます♪
ちなみに鴨鍋は3月末までだそうですよ。

昨日の鴨鍋の締めはうどんにしたので、それはそれで、コシがあってとってもおいしかったけど、「やっぱりお蕎麦が食べたい」と思って今日のランチに再訪・・・・したけど、店の外にまで待ってる人があふれかえっていて、あえなく退散。
同じ道沿いにある系列店の「嘉一」さんに向かうと、すんなり入れた。
何の気なしに(ホントですよ!)お酒のメニューを見ると、煌味家さんのメニューにはない銘柄が並んでいる・・・・手取川の大吟醸、煌味家で飲んで気に入ったのに、その後メニューから消えてしまった“翠露”もある。それに煌味家さんでは4合瓶しかない〆張鶴の純米吟醸が1合で頼める!
う~ん、煌味家びいきではあるけれど、日本酒を楽しむなら嘉一もアリだなぁ・・・・(フ)さんに報告しなくちゃ♪
あ、でも、昨日(か)が頼んだ濁り酒(なんだったっけ?)もなかなかでしたよ。

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ガールフレンズ

今日はバレンタインデー。
だ・か・ら、東銀座のピッツエリア・イル・ビアンコでお食事~♪
お相手は・・・・木もれびの女性メンバー3人!
お互いに「こんなことしてていいの~?」と言いながらも、「いいの、いいの!」
ちなみに、既婚者は(く)ちゃんダケ。でも、旦那様放っておいていいのかなぁ?
(た)さん、ごめんなさい、かわいい奥さんお借りしてます♪

強い風と雨の中、忙しい仕事、いまいちな体調etc....万難を排して駆けつけた面々(万難がなかったのは、わたしくらいカモ^^;)
(ゆ)さんが持って来てくれたシャンパンで乾杯♪
気取らない雰囲気の中で、春らしい彩のおいしいお料理をいただき、たあいのないガールズトークをする嬉しさ。

さて、そろそろデザートでも・・・・となった時に、サプライズはやってきた。
「デザートのサンプルを見せてもらおう」のハズなのに、運ばれてきたお皿にはローソクが灯っている。3人の顔を見ればなんだかニコニコ、ニヤニヤ・・・・。
テーブルに置かれたお皿には3種類のデザート&ローソクを囲んでチョコで「Happy Birthday Chiichan」の文字。5日後に迫った節目の誕生日を祝って、お店に予め頼んでおいてくれたのだ。
「ちょっと、待ってよ・・・・」嬉しいクセに、ロクな言葉が出てこない。
(うわ~、そんなの聞いてない。心の準備できてないゾ)
しかも、それだけで終わらず・・・・「3人から」と言って可愛い花束と、オモトの鉢植え。そのうえに・・・・(く)ちゃんからはシアバターのクリーム、(み)ちゃんからは柚子茶。(ゆ)さんは「さっきのシャンパンね」って。それぞれメッセージつき(*^_^*)
もう~、どうしてこんな、嬉しいことを。
物をもらったから、というワケではないけど、ひとりひとりの心遣いがホントに嬉しく、ありがたく、わが身の幸せを思う。

ホントにホントにありがとう、みんな!
来週から始まるこの1年は、ハッピーな1年になる気がするよ!!
そして・・・・こんなに優しい心遣いをしてくれるあなたたちにも、たくさん幸せがやってきますように☆
この仲間に囲まれていることに、感謝。
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しっかし! こんなにハッピーなバレンタインデーも、ここ数年なかったなぁ~♪
自慢にならないか f(^_^;)

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東風吹かば

関西の大学出身の知人がかつて「関東には梅の木がほんとに多いね」と言っていた。
関西では、道端や民家の庭にごくフツーに桜の木が生えている?のだが、関東は、それと同じ感覚で梅の木があるという。
言われてみれば、桜の木は学校や公園にあるイメージで、庭木としては梅の方が優勢かも。これも東西文化の違いかな・・・なんて、その時は思ったりしたものだった。

毎年この季節になると、「(え)の言うとおりだね~」と心の中でつぶやきながら、あの知人Photo_13の言葉を思い出す。
実家の近く、いつも通勤電車から親しんでいた姿の良い大木が、今年も真白な花を眩くつけているのを見た。
温暖化だ、地球の危機だ・・・というような雑多な懸念はどこ吹く風、生き物たちは淡々と定められた営みを繰返す。
その着実さに、胸突かれるほどの、せつなさを感じる。

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春の海

20070211_001 MKウミガメグループ、大浜海岸の長者ケ崎寄りで海藻を拾い集め、観る・匂う・触るの観察をしたり、押し葉を作ったり、採れたてのワカメやほんまもんの浅草ノリを食べたり(どっちもおいしかったね~♪)、海藻三昧の一日でした。
海での活動は今日で最後。
昨年4月に初めて顔を合わせたのが、ほんのついこの前のような気がしますが、子どもたちを見れば、確実に月日が過ぎているのが実感できます。みんな、4月の頃と比べて、伸び伸びと、たくましく、海ともお友達とも仲良くなったこと!

来月は、いよいよ1年間の活動のまとめ&発表会です。
(発表会の見学はどなたでもウェルカムですので、ご興味のある方はぜひ足をお運びください。間近になったら、またブログにてお知らせいたします)
20070211_004
帰り道に見た芝崎もご覧のとおり(→)
小潮だというのに、こんなに引いています。

こらからだんだんと引きの時刻が昼間に移り・・・・本格的な春がやってきます。
ついこの前までは、夜ランニングしている時間がドン引きだったのにね。

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究極の選択?!

大好きな大島保克さんのライブ情報がメールで送られてきた。
「わーい☆ゼッタイ行こう」と思いながら読んでみれば・・・・。

やった~、会場は六本木STBスイートベイジルだぁー(^O^)/
日にちは?・・・・っと、「え~~~っ! 3月6日ぁー?!」
この日は、佐渡の狩野さんのライブもあるんだったー!
どーしよ~~~~。どっちに行こうか・・・・迷うぅぅぅぅ~。

う、う、う・・・・今回は・・・・狩野さん、ゴメンナサイかなぁ。
あー・・・・でもなぁ・・・・な、悩む、む、む、む。

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don't know why...

なんとも中途半端なチョコを買った。
仕事帰りに銀座に寄って、人込みに怯みそうになりながらも。

義理と本命の中間・・・というのがあるとするなら、今この手の中にあるのが、まさにそれ。
義理なら義理の、本命ならばもちろんのこと、贈る理由はハッキリしてるのに。
今のわたしは、なぜこのチョコを手にしているのか、自分でもよくわからない。

その人と、たくさんたくさん話がしたいと思っているのは確かなんだけど。
来週、わたしは本当に贈るのだろうか?

・・・・
なーんて、こんな小説の出だしはどうだろう?

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heart warming

20070207_003 一人暮らしをしていると、帰宅してポストに手紙が入っていることほど嬉しいものはない。
今日も、そんな嬉しい便りがやってきた。
差出人は大学時代のクラブ仲間の(や)。
先日ふと思い立ち、数年ぶりに誕生日カードを送ったのだが、その返信だ。母として妻として、職場では責任者として様々な顔で日常を送っているであろう彼女。でも誕生日には「ひとりの女性として」の彼女にお祝いを言いたくて。

カードには、命がけで母親をやっている、とあった。「人間を育てるというのは本当にやりがいのある大仕事」と。
そんな彼女をまぶしく思う。昨年秋の写真展に、下のお子さんを連れて観に来てくれた姿を思い出す。
お返事、ありがとう。わたしには想像しかできないけど、母親というのは、きっとそういうものなのだね。あなたに育てられる子は幸せ。

そして最後には「海で、森で、いつもあなたを思いながら・・・」
以前から、口に出して言われるのは照れるような言葉を、サラリと書いてくる人だったっけ。でも、ちっともキザ(嫌味)じゃないのは、心からの言葉だからなのだろう。
いや、まいった。ちょっぴり寂しい心に、効いちゃったよ、(や)。
あなたにも、同じ言葉をそっくり返そう。
Many thanks!

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「いづみ荘」食事編

今日は「いづみ荘」の食事について書くつもりだったのだけど、昨日お風呂について書き忘れたことをいくつか思い出したので、まずはそれから。

大浴場の洗い場は、湯船があるスペースとはガラス戸で仕切られている(男性風呂もたぶん)。
といっても通常は開け放ってあるので、なんら不便はない。というよりも、「そろそろ出るか」となったときに、他の人が洗っている側を通らなくちゃならなくて、せっかくお風呂から上がったのに、足が石けんの泡だらけになっちゃうことって、結構あるんだけど、ここではそんな気遣いは無用。
置いてある石けん・シャンプー類も、まぁよくある温泉モノではあるけれど、炭石けんシリーズとそうでないシリーズの2種類が置いてあって、選べるところもポイントが高い。シャンプーもリンスインではなくて、コンディショナーもあるしね。
シャワーの数は8つ、プラス湯船のそばにひとつ(上がり湯用?)。部屋数が50なので、休日で混んでいると少なく感じるかもしれないが、今回はそんなことはまったくなかった。

肝心のお湯は、無色透明無臭&無味?の単純泉なので「濃い~っ」って感じはないけど、“湯のあたり”が柔らかくて、入っていてなんとも気分がよい。温度はさほど高くなく、ゆっくり入っていられるせいか、上がったあとのポカポカがじんわ~り続いて、部屋に戻っても、浴衣に袖無しのチャンチャンコで一晩中過ごせた。(建物自体も木造ではないので、暖房をつけなくても十分すぎるほど暖かい)
1泊の基本・・・・夕食前、寝る前、朝食前の3回入ったけれど、手放せなかったハンドクリームをつけ忘れても手がしっとりすべすべ。しかもピカピカしてる感じ。顔のお肌も心なしか潤っているような・・・・気のせい? うーん、検証するには、もうちょっと長く滞在したいなぁ♪

さて、やっとお食事。
夕食、朝食共に部屋でいただく。足があまりよくない母を気遣って、お部屋係りの方が低めのイスを持ってきてくださる(結局、食事中は使わなかったケド ^^;)。
お品書きを見ただけでは「?」、ちょっと想像がつきにくいメニューが並んでいる。聞けば1泊目はこの「星野グループから指示されたお献立」(お部屋係りの方の言葉)が供され、3ヶ月ごとに変わるらしい。「2泊目からは、いかにも和風旅館っていうお料理が出ます」とのこと。

写真がヘタくそで、誠に申し訳ないのですが・・・・
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(↑)食前酒は、まるめろ酒♪
先付け・・・蕪の二色寄せ赤玉味噌添え 二十日大根 柚子
前菜・・・とこぶし旨煮、ズワイ蟹と大根の膾、とろろ昆布摺り流し 生雲丹(わたしの分はカニ。雲丹食べられないから)、公魚南蛮漬け、干し柿フォアグラ

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(←)御造りはこんな感じ。予め、苦手なものを伝えておいたので、当然食べられないものは入っていない。
甘エビが大きくてトロトロでおいしかったぁ~。薬味のシソも香が高く。




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(↑)御椀・・・鶉の真署 それと温菜・・・牡蛎の総滋味蒸 翡翠餡 牡蛎おかき揚げ →これ、何だかわからないでしょー? 
解説すると、牡蛎の肝が入った茶碗蒸しに青海苔が入った餡(翡翠餡)がかかっていて、それに牡蛎のから揚げが載せられている。牡蛎はフライしか食べたことなかったけど、から揚げも美味! 味がしっかりついていて、茶碗蒸しとの組合せが絶妙♪

焼き物・・・真鱈馬鈴薯包み 黒酢甘辛たれ(写真なし)
焼き物といいつつ、軽い揚げ物で、中華風な一品。鱈の周りをマッシュポテトの衣で包み、一番外側にはジャガイモを針みたく細く切ったのがまぶしてあり、それがカラリと揚げられている。それを中華風な味付けのタレでいただく。

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(←)揚げ物・・・百合根饅頭 東波肉鋳込み
東波肉=トンポウロウ。角切り豚を柔らかく煮たもの。これもお肉の周りを百合根の衣でくるんで揚げてある中華風な一品で、焼き物と同じような料理法だけど、こちらは生姜味のあんかけがかかっている。百合根の甘みがなんとも美味。


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(←)台物・・・「伊豆茶芳料理」 金目鯛玉露蒸
この「伊豆茶芳料理」というのが、この宿の名物。素焼きの大鍋に玉露を入れ、その中に熱々に焼いた石をいれ、お茶の蒸気で食材を蒸して、ポン酢でいただく。蒸し焼きなので余計な脂は抜けているハズなのに、金目鯛の脂が乗っていておいしいこと!


2007_011 あとはご飯と赤だし、香の物。これに「ご飯のおとも」と称して、水菜と大根の細切り、それに油揚げをサッと湯がいて薄味の出汁で味付けした一品が付く。京都のぶぶ漬けみたい。
(←ボケてる!)デザートは・・・生八橋と林檎のミルフィユ仕立て、バニラアイス、果物(イチゴ&パパイヤ)


どれも上品な味付けで、量はわたし基準で「少し食べ過ぎたかな?」ってくらい。いつも旅館のお料理は残してしまうか、無理して食べ過ぎて具合が悪くなる母も、今日は全部食べられたから、一般的な旅館の食事よりは少な目なのだろう。男性にはちょっと物足りないかもしれないけど、別注文の料理もあるようだし。
一方的に食べきれない量を出されるよりも、「おいしいものを食べられるだけ」の方が、ずっと満足感があるというもの。それに肉の割合が少ないのも、女性としては嬉しい。
それにしても、係りの方が次の一皿を運んでくるタイミングには脱帽。どこかで見てるんじゃないの? って思うくらい。長年の経験を積んでらっしゃるのですね~。
いやぁ~、お腹いっぱいです。「ごちそうさまでした!」

翌日の朝食も部屋食なので、「おふとんは次の間に敷いて、朝ご飯の時もそのままにもできますが・・・?」と言われたのだけど、せっかくだから広い部屋に寝たいではないか。ということで、本間に敷いてもらう。部屋にはエアコンの他に換気扇がついているので、食事の後の空気の入れ替えもバッチリ。
敷き布団は固めで寝心地がよく、掛け布団は羽毛一枚で十分。たいていの宿泊施設の枕が合わないわたし、今回も枕だけは高すぎて使えなかった。ので、外して寝る(これには慣れている)。これで枕も選べれば、カンペキだと思うけど、望みすぎかな。ついつい高望みしたくなる宿ではある。

2007_012_1 朝食前にお風呂から帰ってくると、“おめざ”の緑茶と梅干が運ばれていた。心憎いサービス。
(←)そしてこれが、朝ご飯のラインナップ。
煮物、イカそうめん、かまぼこ&わさび漬け、温泉卵。あと、写真でははみ出して写ってないけど、右上の鍋には豆腐&豆乳、その隣はアジの一夜干しが並んでいて、アジは鉄板で自分で焼く。
嬉しかったのはお味噌汁。白味噌仕立てだが、中身がフノリ。これ、だーい好きなんですよねー。季節ならでは~、って感じ♪

チェックアウトは10時半。部屋で支度をしていたら、会計書を届けるついでに、「ごゆっくりどーぞ」とダメ押しの?玄米茶がやってきた。昨日から何種類のお茶をいただいたかな?
10時頃部屋を出て、土産物を買う。昨日、部屋で出されたオリジナルのお菓子「壷中」がとてもおいしかったので、ボスへのお土産に。
帰りも駅まで車で送ってもらい、「踊り子号」で帰路に着く。

本当に気に入る宿にはなかなか巡り逢えるものではないが、ここは間違いなく「何度でも来たい」リストにランクイン。家から近いのも魅力だなぁ。
母も大変満足してくれて、よい親孝行ができました。
と言いつつ、自分が来たかった宿が期待どおりで大満足なのはわたしなのでした。

PS:今回利用したのは、「いづみ荘」ウェブサイトにある“続!平日限定プランpartIII”
税、サービス料、入湯料込みで、2名の場合、一人25,000円。とてもお得感アリです!

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伊東に行くなら・・・

ハ・ト・ヤ♪(古っ)・・・・じゃなくて。

先月末に誕生日を迎えた母へのプレゼントとして、温泉にご招待。
あまり遠くなくて駅からも近い場所ということで、今回の行く先は伊東温泉に決めた。旅行会社のパンフレットを眺めつつ選んだ宿は「湯の宿いづみ荘」。パンフのツアーには申し込まず、旅館のウェブサイトを確認して、そこからネット予約。サイトを見て初めて気づいたのだが、この宿、経営再生で有名な星野リゾート系列。これは期待が持てる!

大船から伊東まで「リゾート踊り子号」を利用して旅気分を盛り上げる。この列車、一部の車両は進行方向左側=海が見える側は、窓に向かって座り景色が楽しめるようになっている。車窓からはウメだけでなく、どう見てもサクラ・・・の花が、こぼれるように咲いているのが目に飛び込んでくる。河津桜? にしては紅色が薄いかな?? 例年より温かい冬の影響は、こんなところにも現れているようだ。3年前の同じ時期に中伊豆を訪れたときは、ウメでさえ2分咲きだったのに。
1時間10分ほど乗って、14時15分過ぎに伊東着。どこにも寄らず迎えの車で宿へ。

2007_027_1 玄関先に着くと、車から降りないうちに母が「まぁステキなお宿ね」とひと言。駅から車で3-4分というロケーションなのだが、ひとたび門をくぐれば街中にいることを忘れさせるような、非日常の雰囲気に浸れる空間がアプローチから広がっている。
チェックインは14時なので、おそらくわたしたちが今日初めての客なのだろう、従業員の方が揃って出迎えてくれた。ラウンジで頂いたウェルカムドリンクは冷たいココア。3月中旬並のポカポカ陽気に、ちょうどよいおいしさだ2007_016った。
ラウンジから見下ろせる庭にもサクラの木が1本あって、満開! 電車から見えたのと同じ種類だ。聞けば寒緋桜とのこと。その横には紅梅も花盛り。思いがけないお花見ができて、ラッキー♪

館内にはお香がたかれ、そこはかとない香が気分を落ち着かせてくれる。また至るところ2007_022 に大胆に、あるいはさりげなく花が生けられているのも好ましい。エレベータの中にもイスが置いてあって、足腰が弱いお年寄りへの気遣いだろう。
建物は1階がお風呂とテラス&屋外プール(温水で1年中入れる)、2階がフロントとラウンジ、客室は3~7階で、今日泊まるのは4階の「山吹414号室」。4階のお部屋にはすべて「山吹」という名前がついている。どの階もワンフロアに10室以下という贅沢な造り。
一人旅用?に、6畳一間の部屋も2つあるようだが、その他は全て次の間付きで、それぞれ違う趣があるとか(ウェブサイトより)。そうそうこの宿、靴をはいたまま部屋まで来られる。
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「414号室」は、12畳(写真右)に6畳の次の間、どちらの部屋にもテレビがある。二つの部 屋の間に廊下と、それに続く縁側、桧の内風呂も付いていて部屋のお風呂も温泉だ(1泊なので、入らなかったけど)。
家具や建具のセンスも華美ではないが品がよく。畳が少々傷んでいたのが玉に瑕・・・だけど、それもさほど気にはならない。

2007_002 縁側からは、ラウンジから眺めた庭とプールが見下ろせる(写真左)。海とは反対側の部屋なので、眺望は望めないが(遠くの山並みは美しいのだが、手前の街並みはあまりウツクシクナイ)、このお庭があるおかげで、目にも嬉しく過ごすことができる。サクラが咲いていてホントによかった! 日が暮れてからはプールの中に照明が灯り、サクラの木もライトアップされて、ちょっぴり妖しげな、ステキな雰囲気になった。
ちなみに、写真のプールサイドにある建物が大浴場&露天風呂。プールと本館の間には足湯もある。

お部屋に備え付けの物はというと・・・・。
浴衣が柄違いで2枚、チャンチャンコ、足袋(の形をしたソックス)。それにボディタオル。(バスタオルは大浴場入り口にあり、毎回新しいのを使うシステム)
冷蔵庫にはビールが2種類(キリンとアサヒ)、烏龍茶が2本、ミネラルウォーターが1本入っていて、これはサービス。追加で頼むと初めて料金がかかる。お酒のメニューもすかさずチェックしたところ(今回は呑まないケド)、静岡の銘酒「喜久酔(きくよい)」の特別純米、長野の小さな酒造の「佐久の花」の吟醸など、なかなかのラインナッ2007_005_1プ。
女性なら気になるアメニティは、クレンジング+化粧水+乳液のセット、パフ+綿棒+ヘアゴムのセット、歯みがきセット、ブラシとくしが揃っている(写真右)。ドライヤーはもちろん。次の間には鏡台もあり。

部屋でしばらく休んで、さっそくお風呂へ。大浴場は男女とも内風呂が桧造り、露天風呂が岩風呂で、男女の入れ替えはない。他に貸切(50分、無料)の家族風呂があって、こちらは伊豆石のお風呂。
大浴場の洗面台にも化粧水、美容液、ブラシ、くし、シャワーキャップ、ドライヤーが備えてあり、メガネ洗浄機まであるからオドロキだ。

泉質は、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効果があるとされる、アルカリ性単純泉。源泉の温度は49℃で、加温、加水は一切なしの源泉かけ流し。かけ流しではあるけれど、毎日10時から14時の間は清掃が入り、清潔に保たれていて気持ちがよい。温度も熱すぎず、ぬる過ぎず・・・・いつまでも入っていられそうな感じ。
露天風呂は内風呂よりも温度が高め。街中なので、自然の景色を楽しみながら、というワケにはいかないが、夜は月が煌々と照らしているのが見え、冷えた空気も肌に嬉しく、露天風呂のよさは適度に味わえる。
大浴場は道路に面しているので、たまに車の音が聞こえるけれど、気に障るほどではない。でも! 露天風呂で気持ちよ~く歌を歌ったら・・・・道行く人に聞こえることでしょう。


大浴場の外にはテラスがあって、この季節は庭へ出るガラス窓は閉められているが、暖かくなれば開放して半野外になる空間。新聞がスポーツ新聞も含めて各種揃っており、マッサージチェアなども使えるようになっている。
そしてここでは、午後3時~6時半までは甘味、朝7時~8時にはお味噌汁がサービスされている。この日のおやつはみかんゼリー。お茶とお漬物もご自由に。

さて、お風呂の後はお楽しみの夕食・・・・なのですが、この続きはまた明日♪
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そうそう、施設などは宿のサイトを見たほうがダンゼンよい写真なので(今回お風呂の写 真は撮ってないしね)、以下をご参照ください。
写真と実際が全然違うー! ってことは、まったくありませんでしたから、安心してどーぞ。
(写真右は、お庭から本館をサクラ越しに眺めたところ)

「湯の宿いづみ荘」のサイトはこちら→  http://www.idumisou.co.jp/

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海藻の季節

マリンキッズリーダー研修。
今月のMKは海藻について。初体験グループは海藻押し葉作り、経験者グループは標本作りに挑戦する。なので、今日はリーダーも海藻についていろいろと勉強。
スペシャルゲストとして、東京海洋大学から田中次郎教授が、研究室のメンバーと来てくださって、海藻の奥深い世界のホンの入り口を垣間見せてくださった。
いやぁ~、その面白いこと!

20070203_007 昨日から御用邸に住人の方が見えているので、目の前の海岸はキレイに清掃が行き届き・・・・海藻も片付けられている。
それでも少しは残っていて、山の表面は干からびているけど、掘り出すと“新鮮な”ものも拾える。
浜へ降りるなり海藻の山を手でかき分け始めた田中先生の迫力に少々たじろぎながらも、みんな後に続く。

さて、ここからが面白いフィールドトークの始まり。20070203_012
まず、逗子・葉山周辺の海には300種類もの海藻が見られるということを聞いて、ビック リ。「300種類~?!」
冬には100種類ほどが観察でき、漂着したものだけで1日に50種類は拾えるという。「本当かなぁ~?」専門家の言うことなのに、にわかに信じられない。
ご存知アラメ・カジメの違いについても、今まで持っていた以上の知識を分けてもらった。
そして、「ホンダワラ類の浮き袋の中に入っている気体はなーんだ?」ときたもんだ。
ただの空気? 酸素? 二酸化炭素? それとも?・・・・答えはナント「一酸化炭素」、理由はわからないそうだ。

20070203_015 こんな感じで楽しみながら押し葉にするための海藻を拾いつつ、下山川へ移動。河口では、そのまま食べてもおいしいオニアマノリを教えてもらう。同じ石の裏側には緑色したスジアオノリが。これも食べられるけど、オニアマノリの方がおいしかった。これも大事な体験のひとつ。
(←)河口から伸びているブロックにもびっしりと、いわゆるアオノリが着いているが・・・・陸に近いところから先端に向かって、生えている種類が違うという。スジアオノリ~ヒラアオノリ~ウスバアオノリ~ボタンアオサと、潮間帯(潮が満ち干きする間)の30センチ刻みですみ分けているんだって! そんなこと、聞かなきゃ全部「アオノリ」だよね。

20070203_020 いつも磯の観察やスノーケリングをしている小磯にもこの季節、海藻がたくさん。
(←)石の表面を覆っているこのピンクのも海藻だと聞いて、また またビックリ。名前はイシゴロモ。なかなか乙なネーミング♪20070203_022
こちらの水面下の白いのもサビモドキという種類の海藻(→)

こりゃあ「300種類ある」というのも納得だ。

20070203_024 室内に戻ってより専門的な講義を少々聴いた後、みんなが拾ってきた海藻をリストアップ。果たして何種類拾えたのか?!
まず、自分が拾ったものをバットに並べ、一人一人その中から名前がわかるものを一つずつ挙げていく。(わたしは左の写真の中から右下にあるミルを紹介)20070203_023
その後、自分たちでは最早わからない種類を田中先生に見てもらう・・・・ すると全体で、その数ナント45種! (リストはこちら→)
(右の写真を撮った後に1種類、オオムカデノリが追加になってます)
室内に持ち込んだだけで45種類、外で観察しただけのものを含めるとリストはもっと増える予定。OFから追加リストが入手でき次第、ここにも情報アップする予定です。
やっぱり1日で50種類というのはウソではなかった・・・・専門家を信じなさいって、ね。

20070203_025 最後はおまけ?で、子どもたちが実際にやる作業、海藻押し葉作りを体験。
水を張ったバットの中で紙の上に海藻を広げ、ツマヨウジなどで細かく動かしながら形を整える。
これで納得! となったら、壁に立てかけたスダレの上である程度水を切り、新聞紙などにはさんで重石をし、新聞紙を取り替えながら1週間くらい乾かせば出来上がり。種類にもよるけど、海藻自体からノリを出すので、うまく紙に定着するというわけ。
拾ってきた後の塩抜きと、新聞紙の交換をサボるとカビが生えやすくなるので要注意。

本格的に学術標本を作る場合は、海中で生きていたそのままを保存するので、根っこも含めて全体を損なわないように押し葉にするのが基本だが、子どもたちが作るのはアートな部分が大きいので、何でもアリ! 来週の本番ではどんな作品にお目にかかれるのだろうか?
そして、今日のこの楽しさ、面白さ、知ることや学ぶことの喜びを、子どもたちとどう分かち合うことができるのか・・・・考えてしまうのでした。

いつもいつも、MKのリーダー研修は勉強になることが多くて、この充実した1日プログラムを無料で受けていいのかいな?って思うんだけど(と言ったらきっと、OFスタッフは「いや、いや、参加費払っていただいても構わないんですよ~(^_^)」と言うにチガイナイ)、今日の内容は特にその思いを強くした。 
田中先生、研究室のみなさん、どうもありがとうございました!! また葉山でお目にかかれますように。

20070203_027 研修を終えて、(か)に誘われて海辺へ戻り、夕焼け鑑賞。
中身の濃い、素晴しく楽しかった一日を締めくくるにふさわしい見事なまでの夕日。こんなに完璧な夕焼けを観たのも久しぶりな気がする。
「今日は一日中富士山が見えていたんだね」と。
太陽が全部沈むまでそこにたたずんで・・・・「また明日」と太陽に別れを告げる。

・・・・Thank YOU for the day!

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