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「魂の森を行け」

Photo_6 昨日紹介した宮脇昭先生を知ったのは、この一冊がきっかけ。
昨年秋に海仲間の(ま)さんが貸してくれた本だ。
(ま)さんとは、20日の公開講座も一緒に聴講して「今度はゼッタイに、フィールドに宮脇先生に会いに行こう」と約束した。

執念ともいえる意思をもって、今では日本国内のみならず、中国の森や、東南アジアの熱帯雨林まで植林を成功させている宮脇先生。
一体どうしたら宮脇先生のような人が生まれるのか、この本を読めばそのナゾがよくわかる。研究者、宮脇昭の半生を描いた作品だ。

これを読んで嬉しかったのは、うちの裏山ともいえる三ケ岡が、宮脇先生のいう「鎮守の森」の植生そのものだということ。先生には日本全国の植生を隅々まで調べたという偉業もあるのだが、三ケ岡を調べている宮脇昭の姿を想像すると・・・・なんだかワクワクする!
そして、日本の代表種のひとつのように思っていたアカマツが、実は本来尾根筋など、他の樹種が生育できない場所に、ほんの一部あるだけだったことを知り「へぇ~、へぇ~、へぇ~(って、これはトリビアな知識じゃナイですね)」
今、全国的にマツクイムシにやられているのも、本来少数派だったアカマツが範囲を広げすぎた(もちろん、アカマツが悪いのではなくて、人間のセイですけどね)結果、その揺り戻しが来ているだけだという。なるほど~。じゃ、薬バンバン使ってマツクイムシを退治しようとするのも、自然の掟に抗った、ムダなというよりも、やってはいけないことなのかな。

・・・・いろいろ興味は尽きないこの本の著者は一志治夫さん、新潮文庫より出ています。こんなにタメになる、面白い本が文庫で読めるんですよ! やるな、新潮社。
森に、環境に、自分の命に、関心のあるあなた、必読です。

(ま)さん、ステキな本を教えてくれて、ありがとう♪
先生の著書、「鎮守の森」の内容は、この前の講演をより分かりやすくした感じでしたよ。

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コメント

三ヶ岡が鎮守の森の植生そのもの・・・というのは語弊があると気づきました。
三ヶ岡は、この季節はよくわかるのですが、半分くらいの木々は葉を落としています。クヌギやコナラといった雑木林を構成する樹種が、三ヶ岡にもあるからです。
それでも、シイの巨木の脇にはアカガシ、ウラジロガシなどのカシ類が取り巻き、その下にはアオキやヤツデが控える・・・といったふるさとの植生もかなり見られるのが嬉しかったのです。

投稿: (ちぃ) | 2007年3月 3日 (土) 20時15分

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