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2007年9月

長太郎池でスノーケリング

土曜日の午後と日曜日の午前中は坪田にある長太郎池でスノーケリング。20079_002
“池”とはいっても大きなタイドプールで、三宅島でサマースクールが開催されていた当時も、スノーケリングポイントになっていた場所だ。
三方を岩に囲まれていて、深いところで3メートルくらいで、潮が高い時には一番奥から水が出入りする。広さは小学校のプールがすっぽりと入ってしまうくらい。

この中が!
20079_011 20079_014 20079_015
写真のようなソフトコーラルに彩られ、葉山では見られない南方系のサカナたちが群れをなして泳ぐ・・・・ベタな表現をお許しいただければ、まさに竜宮城。
沖縄で餌付けされて集まってきていたのとは違って、ここのサカナたちは人間の気配を感じると、ちゃんと隠れる。
そうやって上手に隠れているのを見つけるのがまた、楽しいんだな~♪
とくに初三宅のわたしにとっては、半分以上が初めて見る種類。(う)パパはもちろん、小学6年生の(ハ)をつかまえて「これ何?!」、「これは??」って、まるでマリンキッズのよう。20079_007
ミヤコキセン(写真右:たくさんいましたよ♪)やサザナミヤッコにもお目にかかれたし、何 といってもイトヒキアジに会えたのが幸運(写真なくてゴメンナサイ)。なんたって、(う)ファミリーや(せ)も喜んでいたくらいだから、よほど珍しいに違いない。
初め見たときは「ゴミ?」、よく見ると「変わったクラゲだなぁ~」、よくよく見ると「サカナじゃん! 図鑑に載ってたヤツだぁ!」ってな感じだったんだけど、銀色の体から長~いヒレをたなびかせて泳ぐ姿、それはそれは優雅でした。

土曜日は水温が低くて、日曜日は温かかったけどタイムリミットの関係で、それぞれ1時間弱しか入っていられなかったけど、6人の目で確認したサカナたちは、以下のとおり。
きちんとしたリストは土曜日しか作りませんでしたが、日曜日に新たに見つけた種類はなかったような・・・・。

-長太郎池で会ったサカナ-
トラウツボ、ウツボ、サビウツボ、トウゴロウイワシsp、ナミノハナ、アカエソ、サツマカサゴ、イソカサゴ、キヌカジカ、ヌノサラシ、イトヒキアジ(y)、ホウライヒメジ、チョウチョウウオ、サザナミヤッコ(y)、イスズミ、カゴカキダイ、オキナメジナ、クロメジナ、イソスズメダイ、タカノハダイ、シコクスズメダイ、セダカスズメダイ(y)、ハクセンスズメダイ、オヤビッチャ、ミヤコキセンスズメダイ(y)、ソラスズメダイ、クロフチススキベラ(y)、ブチススキベラ(y)、カマスベラ、クギベラ(y)、ニシキベラ、コガシラベラ、ヤマブキベラ、ササノハベラ、ホンソメワケベラ、カミナリベラ、カノコベラ(y)、ホンベラ、カンムリベラ(y)、ブダイ(y)、ミヤケヘビギンポ、クロマスク、カエルウオ、ホシノハゼ、ニザダイ、シマハギ、ツノダシ、ヘビギンポ、ミナミハタンポ、スズメダイsp(おそらく(y)、未同定)。
以上50種類。

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三宅島初訪問

OFにとても縁が深い、というより、その“ルーツ”と言うのが正しい、伊豆諸島・三宅島。
今まで5年以上OFと親しく付き合ってきたのだが、わたしはその地を踏んだことがなかった。
(う)パパなどは、わたしが「三宅島には行ったことがない」と何度言っても信じてくれず、というかすぐに忘れちゃって、「ちぃちゃんは、この前はいつ三宅に行ったんだっけ?」とか「初めて三宅に来たのはいつだっけ?」などと聞いてくる。
普段OFで大きな顔をしているので、そんな誤解?を生むワケだけど、わたしがOFを知り、関わるようになったのは、2001年の噴火後のことだ。

その三宅島に、今、わたしは立っている。
故モイヤー先生がこよなく愛した島に。

昨夜、かめりあ丸で竹芝桟橋から出航。同行者は海&リーダー仲間の(ま)さんと、(う)パパ&(せ)だ。
一応、(ま)さんとわたしが今回の「三宅島ネイチャースクール」の参加者、(う)パパと(せ)がガイドさんという役回り?なのだが、気心が知れまくりの間柄、何の遠慮がいるものか?!
おまけに三宅に着けば、一日早く島に入っている(う)ママと(ハ)も合流する。
わたしにとって初の三宅島訪問は、島に詳しい友人と和気藹々訪れる、個人旅行のように楽しいものとなった。

今朝5時に錆ヶ浜に着岸、近くの民宿「蔵王荘」で仮眠を取った後で朝食をいただき、午前中は車で島内を周る。
車を降りると、硫化水素ガスが空気に混じっているのが感じられる。いわゆる“温泉の匂い”だ。「温泉の匂い~」なんて言っていられるうちはいいのだけど、風向きや場所によっ20079_004ては濃度が高く、鼻や喉や目に刺激を感じて頭が痛くなってくる。そんな時のために、ひと りにひとつ簡易マスクが渡された(写真右)。「三宅島火山ガス用」とあるのがリアルでしょ。
結局使わずに済んだのだけど、使用期限が10月末までということもあり、お土産にもらってきました。
阿古と坪田の一部はいまでも高濃度地区に指定され、人は住めない。その地区を車で通り抜けるのはOKだが、車から降りたり、自転車やバイクで走るのは禁止されている。

20079_006 錆ヶ浜から反時計回りにまずは富賀(とが)へ。
写真左上は富賀神社。島復興のシンボルとして寄付が集まり、現在修復中だ。立ち枯れた白い幹はすべてシイやタブの常緑広葉樹。シイやタブは、生きていくのにたくさんの水分を必要とするために、ガスだけでなく、噴火によって土から水分が奪われたことで枯死してしまったとの(う)パパ20079_007 の解説。これらが生きていた頃の様子は、どんなにか素晴らしかっただろう。
一方、ツバキやサカキはガスにも強く、ツヤツヤの緑色の葉を茂らせている。
富賀神社から歩いて数分のところにあるという、モイヤー先生の旧居は高濃度地区の中。

20079_011午後のスノーケリングの候補地として富賀浜をチェックするが、ガスがキツイ。振り返れば、山の方から薄青い色をしたガスが降りてくるのが見える。
南から来た黒潮が島の東西へと分岐する富賀浜は良いダイビングポイント。今日もスクーバの人たちが数名入っているが、タンクの空気を吸うスクーバと違い、スノーケリングではもろにガス交じりの空気を吸うことになる。さすがの(う)パパでも?頭が痛くなるそうだ。
なので、今日は富賀浜はパス。

高濃度地区を車で抜けて、大路池(たいろいけ)へ。 20079_022
ここはガスの影響は受けておらず、車を降りてみんな思わず深呼吸。「う~ん、いい匂い!」(って、匂いはナイんだけど)
大路池は伊豆諸島で最大の湖。周囲には、ずい分疎らになってしまったとは言っても、シイ・タブ林が残されており、野鳥の声もたくさん聞こえる・・・・オーストンヤマガラ、コゲラ、シチトウメジロ、シジュウカラ。ミサゴやコガモの姿も見かけた。
20079_024 写真左は「迷子椎(まいごしい)」。推定樹齢400年? 
木の下に立ってくれた(ハ)は身長約150センチ。スケールがおわかりになるでしょうか。
うっそうとした林の中で道を見失っても、この樹を目印にすれば迷子にならない・・・・と、この名がついたとか。また、古くから火山の神様を鎮める御神木でもあったという。


ぐるりと島内一周していると、2001年の噴火だけではなく、昭和15年、37年、58年・・・・と、20079_014 あちこちに溶岩流の痕が黒々と残っている。数十年おきに火やガスを噴く山と、その時々で島民の人たちは上手につきあってきたのだ。
2001年の噴火は全島に被害が及ぶ大規模なもので、数年間の全島避難という結果をもたらしたので、全国的に強い記憶となったが、それ以前にもこの島の人々は、島の自然の営みとその都度折り合いをつけ、祈り、生き延びる知恵を培ってきたのだ。

20079_031写真左は阿古の小中学校跡。
昭和58年の噴火で流れ出した溶岩がここまで降りてきて、学校によって堰きとめられた場所。体育館や校舎だった建物跡が見える。
その溶岩の上にはパイオニアツリーであるオオバヤシャブシ(写真下左)やハチジョウイタドリ(同右)が、しっかりと根を張っている。やがて、これらのパッチが大きくなっていき、土が作られ、黒い溶岩全体を緑が覆う日がやってくるだろう。
20079_036 20079_039

2001年の噴火前の豊かな自然あふれる三宅島をわたしは知らない。
それをずっと、とても残念なことと思ってきた。後悔しても遅いのだけど。
(せ)は「初めて来る三宅がこの姿っていうのも、笑っちゃうね」なんていうけれど。
ホント、笑っちゃう。
けれど、知らなかったおかげで、失われたものの大きさを嘆かなくてすむ、とも言えるのではないか。
これからも機会があれば訪れて、人々の生活や自然が回復していく一方の三宅島を見つめていくことにしよう。
そんな風に思えた、今回の旅でした。

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フラ・デビュー♪

仕事を早めに切り上げて逗子アリーナへ。
(タ)ちゃんたちのフラのレッスンを見学。
8月に鎌倉のビーチハウスで観たステージの印象が忘れられず。

会場には、あの夜ステキなステージを見せてくれたみなさんとKeisuke先生。
見学仲間の(い)も先に来ていた。
わたしが行ったときは女の子たちが先生と向かい合って練習中。
それが一通り終わると、大人たちの番。
すると(い)とわたしに向かって「じゃあ、やってみますか!?」とKeisuke先生。
え、え~? いきなりもうやるの??
と思いつつ、(タ)ちゃんが持ってきてくれていたパウスカートに着替えて、リーダー格の(エ)さんに手取り足取り、kaholoとhelaという2種類のステップを教えてもらう。

最終的にはそのステップに手の振りもつけて、一番の基本のキという曲(Aia La O Pele I Hawaii)の1番を覚える。
いやぁ、どの動きをとっても、ふだんの生活ではまずしない仕草。
自分の体を自分の意志どおりに動かせないモドカシさったら!
だけど、経験者のみなさんのように踊れるようになったらステキ♪

明日から、駅のホームで電車待ちながらステップを踏んでしまいそうでコワイ。

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月みる月は・・・・

月々に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月  (作者不詳)

小学校2年生だったとき、担任の先生が黒板の横に張り出したこの歌が、わたしが触れた最初の和歌でした。
小学2年生にこんな歌を知らせるなんて(しかも授業ではなく)、今から思えば国語というか日本文化を伝えることを大切になさる先生でした。

今日は中秋の名月。
みなさんは、どこでどんな月を眺めてらっしゃるでしょうか。

さっき帰宅のバスから下りた時に、三ヶ岡にかかる月が冴え冴えと見えました。
実家がある三浦海岸だと、房総半島の上の月から海面へずーっと“月の道”ができているんだろうなぁ・・・・などと想像しながら、山の上にかかる月を眺めておりました。
葉山で月の道が見えるのは夜中近くになってからです。

でも、今日は満月じゃないんですよね。知ってました?
満月はあさって。
ということは、今日は「月ぬ美(かい)しゃの十三夜」
でも十五夜?? それは、今日が旧暦の8月15日だからです。

さて、十五夜といえば・・・・お団子?
わたしは、お月見月餅が好き。
この季節だけ作られる、卵の黄身の塩漬けが丸ごと入った月餅です。
切ると黒いゴマ餡に黄色くて丸い黄身が浮かんで、十五夜の夜空そのままです。
もちろん、おいしい♪

あらら、風流な書き込みのつもりだったのに・・・・食欲の秋の始まりですね~。
(食欲があるのはいつものことだけど ^^;)

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お散歩カヤッキング

葉山で過ごしている連休の中日、久しぶりに愛艇 islandhopper でお出かけ。
ショッキーのアドバイスによるとFRPは乾燥させすぎてはイケナイとのこと。カヤックもこまめに乗るのが一番。海に連れて行けなければホースで水をかけるだけでもいいから、週に一度は「水やり」をした方がいいそうだ。(今まで数ヶ月間放っておいたわたしって・・・・)

長者ヶ崎海岸からまずは久留和のコアさんへ。海上で講習中の山口さんに会い、「お店に買い物に来ました~」と言うと、「カヤックでお買い物! いいですねぇ~」と。
ショップで大き目の防水バッグと、前から欲しかった(水に浮く)サングラスを購入。
その後、ショップの裏手にある小さな商店でジャムパンとコーヒーを買って、海岸でおやつタイム。
どうやら沖縄ツアーのおかげで、上陸するとお腹に入れるものを買うクセがついてしまったらしい。しかも小さな個人商店で。

久留和からまっすぐ尾ヶ島を目指すが、北東の風をまともに横腹に受けてカヤックが大きく傾き、思わずヒヤリとする。
今日は波はほとんどないに等しいのに、風がやたらと強くて、場所によってはパドルが煽られるほど。
沖縄で荷物を満載していた安定がいいダブル艇と比べると、細身でしかもハッチがカラッポな愛艇、気持ちがいいくらい速いのだけど、なんだかフワフワしている感じ。
002
尾ヶ島を廻り、小磯の先をかすめて一色海岸の防波堤の中でしばし風除け休憩。
海岸線をなぞるようにたどりながら芝崎を通り越して菜島へ。
さながらミニミニ・アイランドホッピングだ。
(写真右:いつも近所から芝崎の海を撮っているので、たまには海上から家方向を)

連休で大潮・・・・海上には釣り船、マリンジェットがたくさん出ていて、ウインドサーフィンを楽しむ人も。
カヤックの人は、いつもよりは少なめだったかしら。それでもひとりで漕いでいると、海上で遠くにでもカヤックの姿を見つけると、妙に嬉しくなる。同好の志ってやつ。

今日の風には神経を使ったけれど、うん、やっぱりカヤッキングは面白い。

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「水平線を超えろ」

Photo_2 沖縄に発つ前に、海と(動力なしの)舟に関する本を4冊ほどアマゾンで注文しておいた。本書はその中の一冊。

「水平線を超えろ~史上初沖縄-宮崎シーカヤック単独航海」杉健志郎 著、東洋出版

ショッキー隊長おススメの本ということもあり、自分自身がちょっぴり外洋カヤッキングを体験してきたばかりでもあり、帰ってから真っ先に読んだ。

本書は、1993年と94年の夏に合計183日間かけて沖縄(那覇)から九州(宮崎県築島)まで、シーカヤックで単独渡った著者が、そのときの旅の様子を綴ったもので、出版は今年の5月。
ショッキー隊長によると、これまでに「単独で」沖縄~九州間を漕ぎ切ったのは4人。本書を記した杉さんは、その第一号だ。

島から島へ、最長で65km離れている(島影は見えない)海峡を、600円のコンパスだけを頼りに、自分を信じて、天に祈りながら・・・・自力で、誰の助けも借りずに自由に旅をする、という想いだけで海上を進む。
時に数メートルの三角波が立つ中、時に真っ暗闇の中での航海は非常に困難で、危険と隣り合わせだったであろうことが容易に想像がつくのだが、杉さんの筆致はとても軽やかだ。

それにしても・・・・サンゴ礁や岩礁で傷ついたカヤックの底を“ガムテープ”で修理して沖縄から宮崎まで漕破するなんて・・・・カヤックがほとんど知られていなかった当時としては仕方がないのかもしれないけれど・・・・いやはや、まったくスゴイ人だ。
そんなエピソードもふんだんに交えながらの旅の記録は、単なる読み物としても十分に面白い。
ショッキー曰く、「あの過酷な旅の様子をあんな風に軽く、面白く書けるなんて、杉さんは文章がウマイんだよな~」

わたしは・・・・この本を読んで、久しぶりに「男の人っていいな、羨ましいな」と心底思った。
それは、このような冒険をやり遂げることができる体力や気ままさ?が、男性の方が勝っているから・・・・ということではなく。
もちろん、それもあるけれど。
だって、見知らぬ土地で地元の男性がたむろしている公園のベンチでゴロ寝・・・・などという芸当は女性ではなかなかできるものじゃない。
でもそれよりも、上陸した土地で繰り広げられる、さまざまな人たちとの関わり方に、男性ならではの心の通い合いのようなものを感じて、わたしは強く嫉妬してしまうのだ。
杉さんと父親との関わりも・・・・父親と息子っていいな、と思える。
その父と息子の信頼関係が、本書の「あとがき」に凝縮されている。

“旅人”のあなた、必読です。

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コーヒー泡盛?!

沖縄の旅に泡盛はつきものだ。
特にショッキー隊長のツアーの料金表示は「○泊○食泡盛付」となっている。
さすがに一周ツアーには「泡盛付」の表示はなかったが、それは単に表示がなかっただけのこと。実際には毎晩呑んでいた。

この泡盛、今回覚えた楽しみ方は・・・・無糖ブラックコーヒー少々で割る、というもの。
聞けばショッキー隊長夫妻もお客さんに教えてもらって以来ハマっているという。
ダマされたと思って呑んでみれば、これが結構クセになるのだ。
コーヒーリキュール風になるというの??
コーヒーは入れすぎてはイケナイ。少し色と香りがつく程度がグッドバランス。
そして隊長に言わせると「コーヒーはUCCの無糖ブラックが一番」なのだそうだ。
そこまでコダワルって・・・・? と思いつつ、ツアー出発前夜は更けて。

さて、ツアー中はその日のキャンプ地に上陸すると、まずは集落の売店へ、翌朝の行動食や水を買出しに行く。
ついでにその地域の泡盛を2合ビンで仕入れる。たとえば備瀬では「萬座」、カンナでは金武の「龍」といった具合(最後の奥武島ではなぜか久米島の「久米仙」だったケド)2007okinawa_092
そして無糖ブラックも欠かさずに。
キャンプに上陸するような集落には小さなお店しかない。コーヒーも各メーカーが揃っているわけもなく、たいていどこへ行っても銘柄はひとつ。けれど、集落によってメーカーが見事に(?)バラけていたので、毎晩違ったメーカーの無糖ブラックを飲み比べ、図らずも隊長の「UCCが一番!」を検証することとなった。

で、結論! →隊長は正しい。
最悪なのはジョージア。苦いだけでコーヒーのコクも香りもあったもんじゃない。ボスもいまいち。
ポッカやダイドーのように元からコーヒーメーカーだった会社のは合格点。
でもやっぱり泡盛にはUCCが一番合うみたい (^-^)

PS:毎晩呑んでいた・・・・といっても、3人で2合ビン1本ですからね。わたしはツアー中は最初の一口お付き合いするだけでしたし(ホホ)。酔う前に疲れで睡魔が襲い、20時半~21時には寝ていました。カワイイもんでしょ?

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長距離カヤッキング必需品

今回の沖縄一周ツアーに参加するまで、40-50kmの距離を連日漕ぐなんて体験はしたことがなかった。
で、今回多少なりとも「長距離カヤッキング」という世界を垣間見たので、そこで得た経験を記しておこうと思う。

まずパドルは当然アンフェザード。
わたしは普段フェザードに慣れているので、はじめのうちは戸惑ったけど、手首への負担がゼンゼン違うのだ。なにしろ何万回と漕ぐわけだから。
あと水をキャッチしすぎるパドルも不向きなんだって(疲れすぎるそうだ)。
今回一番後悔したのが、マイ・パドルを持参しなかったこと。ショッキー隊長にも「持ってくればよかったのに。オレ、(て)さんがパドル持ってるの知らなかったからさぁ、言わなかったんだよね」と。よし、次回は(って、いつだ?)絶対持って行くゾ!

わたしの場合、次に欲しかったのがパドリングパンツ!
今回とにかく難儀したのが、ウエスト~ヒップにかけての擦り傷。同じ姿勢で漕ぎ続けることによってできる擦り傷が痛むと、同じ姿勢で漕ぎ続けることができないノダ(当たり前)。
短パンのウエストベルトが擦れるのは、ベルトをゆるゆるにしたりして凌いだけど、お尻の方はバンソーコー&オロナインH軟膏(これも必携!)でなんとか誤魔化した。
お尻にクッションが入ったパドリングパンツは必需品です!
あと、水着の下はビキニタイプよりも、腿まで長さがあるタイプがおススメ。
(ちなみに男性の場合・・・・わきの下の毛が擦れる人もいるとか。あと、真夏はアセモにも悩まされるとか・・・・経験しないとわかりませんなぁ)

エネルギー源となるエライ食べ物、それはバナナと黒糖!
2007_044 目の前のデッキに水が入ったボトルをセットするのはもちろん、その横には黒糖のカケラを入れたジップロック。数時間漕ぎ続ける間、これを舐めつつ血糖値をキープするのです。黒糖はミネラルも豊富だし・・・・旅の途中、何度「お前はエライ!」と見直したことでしょうか。手が痺れたときも黒糖を舐めればテキメンに回復します。
バナナも貴重なスタミナ源でした。それもやっぱり島バナナ。海上でも食べやすいし、一日に3-4本は食べてましたよ。

水分補給について。
キャンプ中のお茶も含めて1日に3リットルは水分を摂っていました。
パドリング中一番いいのは、やはり真水。
ポカリスエットやアクエリアスなどは味が濃すぎて、途中で飲みたくなくなります(飲めなくなる)。スポーツドリンクは2-3倍に薄めるのがよいでしょう。
さんぴん茶などもたまには喉に嬉しいですが、「飲み続け過ぎると胃がおかしくなる」とはショッキー隊長談。

それから筋肉のケアにはバンテリン。
こういうものを普段は使わないわたし。数年前に買った使いかけを持っていきましたが、見事に効きましたね~(使い慣れないから効いたのか?!)。新品だったらもっと効果があったカモ。
あとはやはり毎日のストレッチ。漕ぐ前後&海上でも手首、肩、首、背中のストレッチは欠かせません。
それとショッキー隊長のマジックフット(?!)。4日目まで毎晩、背中をまんべんなく踏んでもらいました。背骨や肩甲骨が、自分でも恐ろしくなるくらいボキボキと鳴り、凝っているツボに入ると痛気持ちよさがジ~~ンと・・・・ツボを探り当てて凝りをほぐす技術は、ヘタな人の手よりも器用な隊長の足のおかげで、毎日体中がバリバリになりながらも、翌朝には回復して漕ぎ続けることができたのでした。

あとは・・・・当然の日焼け対策。
シャツは長袖&ハイネック。サングラス&鼻から下を覆う手ぬぐい。
ツバが広い帽子(麦わらorクバ笠が涼しくてよいそうです)2007_010
グローブは手の平のマメ対策というよりは、手の甲の日焼け対策に必要でしょう。
でないと、こーなります(→)
はい、お見苦しい写真でスミマセン。でも、これも記念だと思って。

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帰宅

12日間の沖縄滞在を終え、先ほど帰宅しました。
今回の旅は今まで以上に思い出深く、これまで以上に沖縄に心を残しての帰宅となりました。

今まで現地からアップしていたカヤックの旅の記事を、これから少しずつ、ボチボチと、写真なども交えながら膨らませていこうと思ってますので、興味のある方は遡ってお読みになってみてください。

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越えられなかった岬へ

ツアーが予定より短く終わってしまったので、ポッカリ空いた1日。那覇市外へ行こうと決める。
が、さてどこへ?
もう一度久高島へ、今度は船で渡ってみようか。
それとも平和学習をしに糸満方面へ行こうか。
まだ行ったことがない読谷村というところにも心惹かれる。

成り行きまかせでバスターミナルに向ったら、ちょうど読谷行きのバスが出るところで。
約1時間半で到着。
運転手さんが教えてくれた道を、座喜味城趾へ向かう。
一番高い石垣の上に登れば360度海と琉球の大地と離れた島々が見渡せ、500年前の城主が目にした風景に思いを馳せる。
2007__020 2007__023 2007__018

城趾に併設されている読谷村立博物館で読谷山花織(ゆんたんざはなうい)を観る。芸術作品として織られたものではなく、かつて人が袖を通し、繕い、大切に着てきた着物。元の持ち主の汗の匂いや肌の温度までもが感じられるような、生活着たちは魅力的だった。

2007__026 このあたりはまた、やちむん(焼き物)の里としても知られ、通りにはこのように焼き物で飾られた街灯がさりげなく並んでいる。(写真左)



その後向かった残波岬。
5日前、北風に阻まれて越えられなかった場所。
歩くとかなりの距離なのだが、その海をぜひともこの目で見たい、という気持ちだけで太陽の下、真っ直ぐな道を歩を進める。


途中、残波ビーチを過ぎて、海を臨む木蔭で休んでいると、グラスボートの船長をやっているというおじぃが自転車で通りかかり、話かけてくれた。沖縄は旅人をひとりにさせてはおかない土地なのだ。
今までおじぃが会ってきたいろいろなお客さんのこと、近所の様子、冬の読谷の海の美しさ、こちらからはカヤックの旅のこと・・・・20分ほどは話していただろうか。
いいかげん歩きつかれて、足にはマメもできているし、岬へは行かなくてもいいか・・・・と思い始めていたところへ、おじぃが「(残波岬は)遠くないよ。せっかくだから灯台まで行ってくるといいさぁ」と。
その一言に腰を上げ、「またおいで」の声に送られて再び歩き出す。
おじぃ、ありがとね。
また来ます。今度はおじぃお勧めの冬に、かな?

2007__029 ようやく着いた岬は、今日も北からの風が強く。
岬には白波が叩きつけ、岬を越えてもリーフには延々と長く尾を引く波が止むことなく続いている。
あの日もそうだったに違いない。
だとすれば、岬を遠回りしてもリーフ内に入ることはかなり難しく、難儀したであろうことが予想される。
やっぱり、あの日の残波越えはムリだったんだな・・・・。
2007__027
水平線上には、あの日漕ぎ出した伊江島が浮かんでいる。
「この海を漕いだんだ・・・・」という感慨がまた湧き起こる。

この岬をカヤックで越えるのは、いつになるのだろうか。

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旅の終わりは突然に

今日も4時に起床。
ところが、テントを撤収した直後に雨が降り出し、風が強まる。
7時過ぎに一旦雨風が弱まり明るくなったので、出発。
リーフを出てみたもの「なんだか不気味だな」という隊長の一言で引き返す。

すると強い雨が降り出し、みるみる視界がきかなくなる。
ショッキー隊長の判断は今回も的確。

それでも一旦乗り込んだカヤックから、なかなか降りたくないわたしたち。
穏やかなリーフ内をどしゃ降りの雨に打たれて、はしゃぎながらウロウロ。

昨日たっぷり満足行く漕ぎができたこともあり、今回の沖縄一周ツアーはここでエンディングとなりました。
6日間の全漕行距離は地図上で211キロ。

今は嘉陽の家に戻り、乾杯をしてお互いの健闘を称えあったところ。

これから6日ぶりに布団で寝ます。

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6日目:漢那~奥武島

今日は海の神様が味方をしてくれた。
追い風と潮に乗ってisland hoppingな1日。

4時起床。
5時過ぎに女性がふたりやってきて、普段着のままでまだ暗い海に浸かってゆんたくしている。そのごくごく自然なふるまいに、日課にしているのだろうと想像がつく。こういう風景ひとつとっても、なんだかやっぱり沖縄って、すごい。

テントサイトの撤収もだんだんと手馴れてきて、5時40分に出発。
真正面に輝いている平安座島のコンビナートの灯りを目指して、金武湾を横断する。
カヤックは滑らかな海面をすべるように進み、パドリングのパチャパチャという音しか聞こえない。日の出前の海は無風で、どこまでも静かだ。


ところが、この金武湾はサメがよく出るという。わたしたちより少し前に単独で沖縄一周を試みた(カ)君(大学生の彼は8月にショッキーを頼って宮崎からやってきて、そのまま1ヶ月間居ついていたそうで、わたしたちが出発するのを手伝ってくれ、翌日の飛行機で宮崎に帰って行った・・・・ハズ)が「僕、金武湾でほんとにサメに囲まれましたよ~」と言っていたのを思い出す。
こんなに穏かな海面から三角形の背ビレがスーッと現れたら、どうしよう・・・・ドキドキしつつ、サメが寝坊していてくれることを祈る。

2007__096 30分ほど漕いだころ、左手の水平線から太陽が昇ってきた。
美しい一日の始まりだ。
カヤックを漕ぎながら海の上で日の出を迎えるのは、
初めての体験。心もシンと静まり返る。
(写真撮影:諸喜田政勝氏)

2007__099
7時15分、平安座島の水路を通過(→)

8時25分浜比嘉で小休止。キチンと手入れが行き届いたいい集落だ。海も美しい。

いつもの通り、何かお腹に入れるものを求めて売店へ。ここのお店は、おじぃとおばぁがふたり並んでいた。見回すと食べ物はパンの類しかない。
「パンか・・・・もうパンは食いたくないな・・・・」とショッキーが独り言のようにつぶやき、わたしたちもうなずく。毎日、行動食として散々パンを食べているので、ご飯粒が食べたかったのだ。
見ればレジ台の片隅に、島どうふがあるではないか! 内地の豆腐の3丁分はありそうな、しっかりとした島どうふがビニール袋に入って3つほど並んでいる。
「このトーフ、今朝作ったヤツ?」と聞く隊長に、
おばぁ「そうだよ、アチコーコー(できたてほやほや)だヨ」

その豆腐と飲み物を買い求めながら沖縄をカヤックで一周していることを話していると、奥に引っ込んでいたおばぁがジューシーを持って現れた。1パックにちょうど3つ入っている。昨日お孫さんのために買ったけど、食べなかったから・・・・と、くださるというのだ。
うわぁーい、やったぁ、ご飯だ!!
それだけじゃなく、クッキーなどのお菓子も差し入れてくださり、遠慮なくいただく。
浜に戻って島どうふ(お塩や醤油がなくても十分おいしい!)とジューシーをいただき、9時10分に浜比嘉を出発。
次のツアーでは、ここにキャンプでもいいな。ただし、海にはハブクラゲがいるとのことで、売店のおじぃが「気をつけた方がいいよ」と教えてくれた。


比嘉から約1時間で津堅島をかすめて、その先の神の島久高島へ。 2007__103
とうふパワーか、ジューシーのおかげか、元気がもりもり沸いてくる気がする。
久高島に近づくと潮の流れが速くなると、隊長は言っていたけれど、覚悟したほどではない。
風は追い風・・・・ということは、進むカヤックの上にいるとほとんど風を感じることなく、非常に暑い。波がないのをいいことに、スプレーをはずして漕ぐけれど、海に飛び込みたい衝動に駆られる。
若干の向かい風のありがたさというものを、初めて思い知る。
2007__105
津堅島から漕ぐこと2時間、12時10分に久高島
に上陸。
ハイスピードで漕いできてヘロヘロになり、港のスロープで
滑って“降り沈”
5年前(だっけかな?)に来た時よりも、港周辺が整備されてしまって、ひなびた良さが少々失われていたのには、ちょっとがっかり。斎場(せーふぁ)御嶽が世界遺産に登録されて、久高島にも観光客が増えたのだろう。

まずは食堂でボリュームたっぷりのゴーヤちゃんぷるでお腹を満たす。
その後、場所を移して船のキップ売り場でぜんざいを頼むが、これがどーしよーもなくマズイ。マズイという言葉は嫌いなので、なるべく使いたくないけれど、このぜんざいを形容する言葉はそれしかない。だって氷はザラザラだし、小豆も甘くない・・・・久高島へ行くみなさん、キップ売り場でぜんざいを食べてはイケマセン。

久高島を13時30分に出発、そこからは一路、今夜のキャンプ地である奥武島を目指す。
長丁場な一日もここまで来れば、あとは楽勝♪
コマカ島の内側を通り、新原(みーばる)ビーチ近くの宮本亜門邸を横目にみながら順調に漕ぎ進み、
15時25分上陸。

2007__114 奥武島周辺、そこは・・・・とんでもなく都会だった。
人が多い、車も多い、店が“並んで”いる! 
今までの上陸地→集落でたった一軒の商店=食料は缶詰と菓子パンが少々・・・・との違いったら。
うーん、どうやら6日間の洋上ホームレス寸前?のキャンプ生活で、文明社会を眩しく感じる体質に変わってしまったらしい。
奥武島でこうなんだから、トーキョーのコンビニに溢れる品物のことを思い出すと、頭がクラクラするようだ。品物が溢れているだけでなく、消費期限がちょっとでも過ぎたら捨てちゃうなんて、まったくもってクレイジーだ。


2007__116
奥武島周辺にはカヤックがちらほら。沖縄を漕いできて、シットオンではなくリジットに出会ったのは初めてだ。こんなにいい海があるのに、もったいないこと。三浦半島の方が、よっぽどカヤック人口密度高いよ。
カヤックに限らず沖縄の人があまり海で遊ばないというのはホントウなのだ。
奥武島はまた、ダイビングの講習によく使われるらしい。この日も何組か来ていたけれど、カヤックもダイバーも夕方にはいなくなり、キャンプをしているのはわたしたちだけ。


本日の漕行距離は約53キロ。
筋肉は慣れてきたが、体中の傷は痛い。塩水のせいで治りが遅いのだ。

明日は南端のキャン岬を越えて再び西海岸に出る予定だけど、天気予報は雨&南風。
果たして停滞せずに出発できるでしょうか。
20時にテントに戻って就寝。夜中、かなりまとまった雨が降る。

奥武島のキャンプ情報:
浜から階段を上がった道路を少しいくと、トイレ、水道あり。
ただし水道は飲み水用蛇口のみ。トイレの水道は蛇口と洗面ボウルの間の距離が短く、2リットルのペットボトルに水を汲むのは至難。
シャワーも道路沿いの売店に併設されていますが、ルスなことが多そう(わたしたちもアテにしていたのですが、使わせてもらえませんでした)

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5日目:嘉陽~宜野座漢那ビーチ

「今回の一周は試練続きだなあ」と、ショッキー隊長。
昨夜の時点で9時頃から北風が吹くとの予報。
それならば残波岬を9時までに越えたいと、4時に起床、6時には出発できたハズだった。
が、寄りによって朝から北風が吹いている。残波越えには最悪の風向きだ。
ショートカットして読谷からスタートという手もあったが、北風ならば・・・・と、思い切って初日にスタートした嘉陽まで戻り南下することに。

またしても岬越えは断念だ。
2007_014
(比)さんの職場が始業する前に荷物を撤収し、マリブの片隅に移動。
ピックアップを待って午前中は停滞、英気を養う。
北風が吹くとマリブビーチのリーフの中にも風波が立つ。そんな中でもシットオントップのカヤックを十個単位で用意するマリブのスタッフたち。
9時を過ぎるとお客さんが続々とレンタカーやタクシーでやって来る。今日って、確か平日2007okinawa_068 だよね?
所在なさげにボーッと海を眺めるわたしたちに「カヤックの方ですか?」と聞いてくるお客さんも多い。
(確かにカヤックの方ではあるけれど、わたしたちはビーチのスタッフではありません)
そんなお客さんを、施設に詳しく親切な(比)さんが正しい場所へと案内してあげている。
今日のこの風では、人気スポット「青の洞窟」まで行くのはムリ。
リーフの中で体験かサーフィンか・・・・カヤックでない人はタンクを背負ってダイビング。

その盛況ぶりにショッキー隊長はしきりに感心している。
「オレ、商売のやり方間違ったかなぁ~?」と半分マジメに悩んで?いる隊長に、
(比)さん「そんなことナイですよ。諸喜田さんのツアーは諸喜田さんにしかできないですから」
わたし「こんなビジネスをやっても諸喜田さん自身が楽しくナイと思う~」などと正直なところを述べる。
だいたい、同じカヤックとは言ってもシットオントップとリジットでは、まるで世界が違う。別の種類の遊びと考えた方がいい。
偏見に満ちた私見を言わせてもらえば、シットオンは2-3回乗ったら飽きる。どこまでも漕いでいきたいと思わない(そもそも、どこまでも漕いでいくための乗り物じゃないしね)

さて、Malibu製のゴツいカヤック(しかもダブル)でサーフィンをする(しようと試みる)様子などを、遠目に冷やかしながら待っていると、9時40分、直さんが到着。度々の針路変更に、後方支援してくれる直さんも大変だ。
カヤックと荷物一式を積み込み、お弁当の差し入れを受け取って、3人で一路北部へ。

東海岸に戻ってみると、恩納村とは別世界のベタ凪ぎ。
はやりショッキー隊長の決断は正解。車窓から見える海に「よーし、今日はこの海を漕ぐのかー!」と気持ちを切り替える。
11時過ぎに嘉陽に到着。4日前にここから出発したんだっけ、その間にもいろんなことがあったなぁ~、などと感慨に浸ってしまう。


2007okinawa_069 直さんが作ってくれたお弁当(チキンライスに豚肉のショウガ焼き、ゴーヤサラダ。おいしかった~♪)を嘉陽の家で食べて、12時12分に出発。あんまりノンビリしていると、居心地がよくて動きたくなくなっちゃうからね。
(写真左:再び嘉陽のビーチにて“気を取り直して出発~!”の図)

快調に飛ばす隊長を追い、わがダブル艇も気分よく進む。ナンダカンダ言って、やっぱり漕ぐのが楽しいのよね♪
地形によって吹き降ろしの風が前方から吹くけれど、 基本的には追い風。

2007okinawa_074嘉陽を出て30分ほどで辺野古(ヘノコ)沖を通過。ここは今、普天間基地の移転問題で大揺れに揺れている場所。今回のツアーで一番見たかった海だ。
(写真左:カヤックの向こうに見えるのがキャンプ・シュワブ)
この下の海にジュゴンが棲むという。まだカヤックでジュゴンに会った人はいないとか。今回も会うことはできなかったけど、彼らが暮らしている様子は容易に想像がつく、素晴らしい海だった。
もしかして海上で抗議行動をしている人たち(カヤック)に会えるかも・・・・と思っていたが、近くには見当たらず。やや沖のほうにいた船1隻&カヤック2艇(?)がそうだったのか。


15時30分に宜野座の漢那(カンナ)に上陸。 2007okinawa_083
漢那の湾内に入る前になって向かい風がキツクなったが、幸い潮が押してくれたので、なんとか持ちこたえた。
隊長は「がんばれば浜比嘉(ハマヒガ)まで行けるけどな・・・・」と、ちょっと迷った風だったが、「まあ、急がなくてもいいか」と、今夜はここでキャンプをすることに。
確かに、今日は午後の3時間しか漕いでないし、がんばれないことはない。でもわたしは、お尻の痛みが限界・・・・
というワケで、長くて懐も深いカンナビーチの陸に向かって一番左、堤防の近くに上陸。
時間も早いし、カヤックの上から見た水があまりにキレイだったので、15分くらい
スノーケリングを楽しむ・・・・のはいいケド、海水に浸かるとアチコチの擦り傷がますます痛む。まるで“因幡の白兎”になった気分。
ここのビーチは、サンゴや岩場ではなく砂地が続いているので、オジサンなどのヒメジ系やハゼ類がたくさん見られた。

テントを張って、いつもの通り買出しへ。 2007_026
ここは、かわいいおばぁが一人でやっているお店がナイス。
諸喜田さんは一周ツアーの時は必ずといっていいほどカンナビーチで上陸し、このおばぁに会うのが楽しみだとか。
聞くとおじぃはすでに他界してしまって、今はひとりでお店をやっているらしい。
「来年はカジマヤーだヨ」といって、カチャーシーの振りをする姿がチャーミング。
「食べ物はないヨ」というおばぁに、「いいの、いいの、オレたちビールがあれば!」

ここで隊長に勧められて飲んだ「うるまげんまい」なる飲み物が大ヒット!
島人の(比)さんも知らなかったくらい、かなりツウ好みな?この飲み物は、ショウガ味が利いていて、黒糖や三温糖でほんのり甘く、オートミールのようにドロっとした食感。
うるまげんまい・・・・今度見つけたらまとめ買いしよっと♪2007_024
「うるまげんまい」だけでなく、このお店には「うるま」、「Violet」といった沖縄県産のタバコ(写真右)も置いてある。
わたしたちがビールを飲みながらおばぁと話している間にも、「うるま」を買いに来るオジさん、飲み物を買いに来る小学生・・・・集落の人に頼られている店らしい (^-^)
おばぁ、今度また一周ツアーで寄る時も、元気な顔を見せてね!

暗くなった頃、5-6人の人がわたしたちのテントの少し上で、BBQの準備をし始めた。横には大人が立っていられるくらい大きなテントを張り、どうやらここでキャンプするらしい。
すわ、ビーチパーティーか?!
(比)さんは「ビーチパーティーだとしたら、(あの人たち)朝まで寝ないよ~」と。
備瀬での悪夢が甦るが、なんとなくパーティーという雰囲気ではない。やけに静かに黙々と作業をしているし、女性の声も聞こえない・・・・と、思ったら夜釣りをしに来たおにぃさん達だった。
2007okinawa_091
テントサイト正面の海の向こうには、平安座(ヘンザ)島の石油コンビナートの明かりが点々と光っている。
明朝は、あのコンビナートを目指してまっすぐに進むのだ。

本日の漕行距離、21キロ。
北の風、波1m。

カンナのキャンプ情報:
ビーチの上に公園があってトイレ、水道あり。ビーチには街灯も。
犬の散歩など、ご近所さんが気軽に訪れる雰囲気。
ショッキーは公園の向かいの家に一言、テントを張ることを断ってました。

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4日目:備瀬~マリブビーチ

台風が来ないのはありがたいのだけど、天気が不安定なので、沿岸を行かざるをえず距離がかせげない。
残波岬を目指すも、届かず。

体も今日が一番キツイ。手のひらが腫れてグーができないし、水着が擦れてお尻に水ぶくれ。
やってみなければわからないことがたくさんあるものだ。
明日も無事に漕げますように。

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今日の目標ゴールは、残波岬を越えた読谷村だ。
4時40分に起床、昨夜の“賑わい”のおかげで睡眠時間は4時間ほどだろうか、体が重い。

行動食を摂り、昨日に続いて6時30分に出発。
積乱雲があちこちに見られ、気象情報では雷注意の文字も。雷はゴメンだぞ。
海況さえよければ備瀬から万座あたりまで一気にショートカットするところだけど、今日は本部半島の南側海岸線をなぞるように沿岸を漕ぐ。

ショッキー艇も様子見をしながらなのだろうか、昨日の勢いはまるでなく、後ろから見ていると手を休める姿が多い気がする。
1時間で瀬底島(セゾコジマ)にかかる橋の下を通過。
その後も、商工業地域、工事現場・・・・騒音と白茶けた景色の中をパドリング。水もキレイではなく、何より臭い。
右手の海原の向こうに見える万座あたりへ直線で漕いでいかれれば早いのに、片や左手に続く沿岸はどう見ても長い・・・・「これを漕ぐ分を直線にしたら、ずい分行かれるのになぁ」と、心の中でグチりたくなる。
そんな心理状態で漕いでいると、これがまた、ちっとも進まないノダ。
おまけに今日は4日目で、筋肉疲労もピーク。


沿岸を漕ぎ続けて9時を過ぎた頃、ようやく隊長が「ここから部瀬名(ブセナ)まで横切るよ」と号令。
アイアイサー! 待ってました、その言葉。
ショートカットできるとなったとたん、どうだろう、ウソのように気持ちが前向きになり、カヤックがぐんぐん進むようになった。
自転車で地球を半周したツナくんが「どんなに平らな道でも、追い風が吹いていても、心がしぼむような出来事があると、ぜんぜん漕げないんです」と言っていたのはこのことだったのか、と思い当たる。

ところが・・・・

針路変更して部瀬名への中間くらいに来た頃・・・・エネルギー切れがわたしを襲った。
毎回漕ぎ始めてしばらくは必ずといっていいほど右手が痺れる。漕いでいるうちにいつの間にか回復しているのだけど、それがここへ来て復活。パドルに力が入らない。
水を飲んでも黒糖を舐めても治らない、どころか悪化する一方。
パドルを水にさしても、グニャ・・・・って感じでちっとも水をキャッチできないし、体が左右に揺れるのが自分でもわかる。脱水症状のマラソン選手みたい。
これがマラソンだったら・・・・リタイアしていたかもしれない。でも海の上では、しかもこんな沖に出ていては、止めたくても止められない。

「あそこまで行くんだ。諸喜田さんのところまで行くんだ・・・・」ぶつぶつと自分を励ましながら、休んでは(比)さんに悪いと思い、一応パドルは動かすものの、ハッキリ言って何の役にも立ってなかっただろう。
その間(比)さんは後ろで何も言わず、ひたすらがんばってくれた(感謝です!)

10時に部瀬名岬沖を通過、待っていた隊長にやっと追いついたところで、初日から今まで泣き言やグチを口に出さなかった(比)さんが一言、「諸喜田さん、ハラ減りました!」
「オレもだよ!」ということで、10時20分に部瀬名を少し過ぎた名嘉真(ナカマ)に上陸。
砂浜には投網を片付けているおじぃの姿。赤とオレンジのチェックの短パンに白いTシャツがとってもよく似合い、風景に溶け込んでいたのに、疲れすぎてカメラを取り出す気力もなく。

国道を越えた売店で、ジューシー(炊き込みご飯おにぎり)と魚肉ソーセージ、男性はビール、わたしはコーヒー牛乳を手に入れ、浜に戻って朝食。コーヒー牛乳なんて久しぶりに飲むけれど、なんて甘くておいしいことか! 500mlをあっと言う間に飲み干す。
お腹を満たしたあと30分ほど昼寝をしたら、元気回復、体も軽くなったようだ。

11時25分、名嘉真を出発し万座を目指す。

2007__057 万座沖は白波が高く、サザンやピンクレディー、なつかしのアニメソングなどを次から次へと脈絡もなく唄い、気を紛らわせながら漕ぎ進んだ。ちなみに、今日のパドリングには「ひょっこりひょうたん島」が一番ぴったりでした。

それにしても、西海岸リゾート地帯の海岸線のこの荒れ様はどうだろう。
濁っているのは砂のせい? そうじゃないことは、北部の砂浜を見てきてわかっている。
ニゴニゴでも一見エメラルドグリーンに見えてしまう沖縄の海。何も知らない多くの観光客はこの海を見て「キレーな沖縄の海!」と思い、自然を満喫した気分になって帰ってゆくのだろう。
「海が美しいからとリゾートホテルが建ち、ホテルができたとたんその前の海はダメになる」(ショッキー談)とは、何とも皮肉な話ではない?
2007okinawa_054 2007okinawa_064 2007okinawa_055
波は高いけど追い風を受けて、カヤックは順調に進む。
万座の少し手前から、遠くの岬に白い灯台がポツンとそびえているのが見え、「あれが残波岬だよ」と(比)さんが教えてくれる。「そうか、今日はあそこまで行くのか~」と思っていると・・・・万座を回り込んだところで隊長は「今日は残波越えはムリだな。時間は早いけど、手前でキャンプしよう」と決断。
どうやら風向きがお気に召さないらしい。

14時~14時30分、谷茶(タンチャ)に上陸して水&バナナ、泡盛などを買出して休憩。2007okinawa_067
リーフ内に入るのも、白波が次々と寄せているので観察が必要。切れ目ができるポイントに目をつけて、切れた瞬間に全力で漕いで通り抜けなければならない。
15時50分、真栄田(マエダ)岬手前のマリブビーチに上陸。
ここはプライベートビーチなのだけど、すぐ近くに職場があってマリブに顔が利く?(比)さんのおかげで、翌朝まで浜にカヤックを置かせてもらえることに。

テントは、道路をはさんで向かいにある(比)さんの職場の作業場に張らせてもらう。トタン屋根の下に、旅館の大広間くらいの広さがある。谷茶から(比)さんが連絡をしておいてくれたので、職場の方が待っていてくださった。2007okinawa_065
だけでなく、房になった島バナナ(メチャクチャ美味っ♪)を差し入れてくれたり、ぜんざいをご馳走になったり。
だけでなく、三絃を聞かせてもらったり。(テ)さんは三絃の大会で優勝した腕前。お仕事中とのことで、短い時間だったけど、長いパドリング後にゆる~い島時間を味わうことができた。

今宵は蛍光灯の下、扇風機あり、強力ガスコンロ&流し台、テーブル&イス、清潔なトイレという近代文明の恩恵をふんだんに受けたキャンプ。
ところがわたしは手のひらがぱんぱんに腫れて、指もマメだらけ。新しいペットボトルのフタは開けられないし、料理を手伝おうにも包丁がうまく握れない、テントを張るにも力が入らずテンションがかけられない・・・・海でも陸でも男性2人に甘えっぱなしの一日だった。

本日の漕行距離、47キロ。
北西→北の風、波は1.5→2m。

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3日目:宜名真~備瀬

3日ぶりにシャワーを浴びた。文明って素晴らしい!
ってことはどうでもよくて。

今日はボクネンさんの世界を漕いだ。
前半、透明度30メートルは下らない素晴らしいリーフ。
そして、今夜のキャンプは福木並木の備瀬集落。
約50キロの行程でした。

**************************
13_2
朝4時30分に起床。暗い中、黙々とテントを撤収する。
朝食というよりは行動食としてクラッカーとグレープフルーツ、コーヒーをお腹に入れて、明るくなり始めた空の下、6時30分に宜名真漁港を出発。海は穏やか。

海岸線に沿ってやんばるを南下する。島の西側を漕いでいるので、太陽はまだ山陰だ。
やんばるとはいえ東海岸とは違って、海岸線に沿って国道58号線が走っている。
30分ほど漕いで最初の集落を通過した後は、次々と集落が現れ、時には毎朝定刻に流れるのであろう音楽が元気良くスピーカーから聞こえたりする。
右側を見れば、やや後方の水平線上に伊是名や伊平屋の島々が浮かんでいる。遠くにいくつか積乱雲があり、その下で雨が降っているのが遠目にもわかる。

昨日「明日は100キロ漕ぐぞー」と奮起していた隊長は、今朝はいつにも増して快調なペース。ほとんど手を休めないノダ。
まさか100キロのつもりはないだろうケド、「行けるところまで行こう」という意気込みが、どんどん遠ざかる背中から伝わってくる。
後ろで(比)さんも「今日は飛ばしてるなぁ~」と。
まぁどーせ追いつけっこナイんだから、わたしは「いいよ、マイペースで行きましょう」と言いつつ、隊長の姿を見失わないように目を凝らす。
山が低くなった場所からは朝日が射し込んできて、先を行くショッキー艇を照らしている。
数分後に、わがダブル艇も光の中を通過。
朝日が当たり始めると、ますます隊長の姿が見づらくなるが、パドルが動きに合わせてキラリキラリと光るのが目印だ。

そんな風に2時間くらい行くと、前方で隊長が止まっている。来年には宜野湾を引き払って新しい家に移るのだそうだが、その新居がどうやらこの辺の集落にあるらしいのだ。
「オレの新しい家、見に行く?」
「行く行く!」
そうして8時45分、伊地(イジ)に上陸。東側にくらべて格段に品物が多い共同売店で朝食用のパン、黒糖の補充分、飲み水などを購入。
隊長の新居は国道からちょっと入った角地で、庭が広くカヤックの出し入れもしやすそう。窓から中を覗けば、広~いリビング。う~ん、いいカヤックハウスになりそうですよ (^-^)

買ってきたパンと積んできたバナナを食べ、9時15分に伊地を出発。
すっかり太陽が上ってきて、海面を明るく照らしている。その海面下の世界が!
見事なサンゴ礁なのだ。しかも透明度がバツグン。
リーフとはいっても深さ2-3メートルで続いているわけではなく、ところどころ10-20メートル、時にはもっと落ち込んでいる場所もあり、スクーバでも楽しめそう。
2007__042 海岸線にも真っ白な砂浜が点在し(写真左:ショッキー撮影)、「あそこでキャンプしたいな~」、「この海潜りたいなぁ」、「今度ぜったい海仲間と来よう」などと考えながら、口からはヒャ~、きゃぁ~、うわぁ~お、キレー・・・・だのの感嘆詞しか出てこない。
この海は・・・・ケラマ以上かもしれませんよ~。この海は、このまま守らなければイケナイと沖縄を愛するナイチャーは思います。

9時45分赤丸岬通過。
岬を回りこんだところに、サバニが1艘。船体を塗装したものではなく、白木のまま・・・・カッコいい。
男性がひとり乗って、箱メガネを使って漁をしている。
“遊びでない”サバニを初めて見た。あんなにも姿形が美しい船だとは・・・・。(写真がないのがホントに残念!この時に限ってハッチにしまいこんでいたのです、トホホ)
2007__050
海面は鏡のように滑らかで、青空を映し、水の中ははるか下にいる魚の姿がハッキリと見える。そこに漁をするサバニ・・・・まさにボクネンさんの版画の世界。彼の版画が想像上のものではないことを、改めて実感する。ボクネンズワールドはこの世に存在するのだ。それがなんとも嬉しい。

赤丸岬からしばらくそのまま漕ぎ、大宜味沖あたりから古宇利島(コウリジマ)へと直線的に目指す。今までのペースならば1時間くらいで着くはず。「古宇利島でそばを食べよう!」を合言葉にパドルにも力が入る。が・・・・。
そこからが潮の流れがキツく、漕いでも漕いでも島が近づかない、積乱雲も気になる・・・・永遠に着かないかと思ったけれど、なんとか12時05分古宇利島に上陸。ここは憧れの場所で、今回のツアーで楽しみにしていたポイントのひとつだったのだが・・・・午前中のあの海を見てきた後では、“フツー”って感じだった。多分、橋ができてから変わってしまったのだろうと思う。
気持ちはともかく、お腹の方は念願のそばを食べ、ブルーシールアイスも買ってもらって大満足。

13時40分に古宇利島を出発、午後からは風向きが北に変わり、本部半島の北側には白波が立ち始めた。
ずっと沿岸のリーフ内を漕いで行く。が、ところどころリーフの幅が狭くなり、神経を使う。右斜め背後から寄せる波をかわしつつ、左側に迫る岩にカヤックが近づきすぎないよう、右に左に目配りが忙しい。(比)さんの適切な舵取りに心の中で感謝しつつ、バウは一生懸命漕ぐだけ。
隊長もこんな時にはやや前方を行き進路を見極めつつ、こちらを力づけながら漕いでくれる。海が穏やかなときは、見えなくなるほどオイテケボリにするクセに、いざとなると全幅の信頼がおける(当たり前)。

そんなタフな海を3時間漕ぎ、備瀬(ビセ)に到着。2007_009
備瀬岬を回りこんで、カヤックの周りに波がなくなった時は、ほんとうにホッとした。
16時45分上陸。正面には伊江島(イエジマ)の特徴的な姿。
(写真右は、伊江島に沈む夕日をテントサイトから)
近くの水路ではたくさんの人がスノーケリングをしている。ショッキーと(比)さんがビールを買いに行っている間、わたしもしばし海の中を楽しむ。やっと3点セットの出番。4メートルくらいの水深があり、確かにたくさんのサカナたちが群れてはいたが、餌付けをしているのがバレバレな様子。
「(海の中)どうだった?」と聞く二人に、「ここは自然じゃない」と、わたし。ショッキーによると「沖縄はどこでもそうだよ」と。

さて、昨日隊長に「備瀬に行けばシャワーがあるよ」と聞かされ、「じゃあ明日は、それを楽しみにがんばりますっ」
その通り、3日ぶりのシャワー(水だけど。細い水が四方八方に飛び散っちゃうようなシャワーだったけど)を浴び、石鹸とシャンプーまで使って全身サッパリ~♪
ところが、そこで初めて腰とお尻の擦り傷に気づく。ひゃぁ~、水ぶくれになってるじゃん。
なんとなく、座るときに痛いなーと思っていたら、こんなことになっているとは。
気づくと痛みが増すのが人情。傷に洋服の縫い目が触らないよう、動きがぎこちなくなる。

「シャンプーがこんなにいい匂いだったとはなぁ。ああ、シャバに戻った気分だな」とゴキゲンの隊長。意気揚々と集落の食堂へと繰り出したのだが・・・・。
着いてみるとオカミさんが「営業は18時半まで」という、時計を見れば18時50分。むむ、どうする?
われらがショッキー、ここで「そうですか」と食い下がるワケもなく。
「オレたちハラが減ってるんですよ。何でもいいから食べさせてくれませんか?」無理を言うと、あっさりOK。オヤジさんも厨房の中からニコニコしている(いいお店だ)
おまけに、メニューにあるもの何でもできると言ってくれるので(いいお店だ!)、トンカツ定食を3つ頼む。「やっぱり肉を食わなくちゃな~」

食後テントサイトに戻り、お約束の泡盛&コーヒーで乾杯をしていると、頭上を米軍の飛行機が低空で飛んでいく。それも一度や二度ではない。まったく、人がいい気分でキャンプ&お酒を楽しんでいるというのに・・・・「うるさいー! あっち行けー、人殺しー!!」叫ぶわたしの横で島人ふたりは黙ってカップを傾けていました。

22時前にテントに入ったものの、流れ星を見に来たギャルたちの黄色い声やロケット花火に24時過ぎまで寝付かれず。
これが翌日の辛さの原因のひとつとなったのでした。

本日の漕行距離47キロ。
風:南西→北西、波:1.5→2m

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2日目:行って戻って、川遊び

今朝は5時起床。
「辺戸岬越えに備えてスタミナがつくように」と、ショッキー隊長は朝からパスタを作ってくれた。
2007__020 (比)さんとわたしも、今日はガンガン漕ぐぞー!と気合いを入れてご飯をモリモリ食べる。朝食時、キャンプサイトに訪問者。東京の大学で教えているという年配の男性で、昨日は安座真でサバニのイベント(13艇出たそうな)があったのだとか。カヤックで沖縄一周を企んでいることを話すとシキリに感心してくれた。
それにしても・・・・ナイチャーで、やんばるのこんな小さな集落に滞在しているとは・・・・タダ者ぢゃないな。


7時25分に安田を出発。

しかし小笠原にいる台風のうねりで今日も波高し。リーフの内側を縫うように1時間漕いで、二つ先の集落である我地(ガジ)まで行くも、それ以上進めず。リーフの外へ出たら再度入るのが困難と予想され、かといってリーフ内側もカヤックが通れるほどの波間はない。
2007__025 2007__026


という訳で、今日は停滞&やんばるのキレイな川で体中の潮抜き。
我地のビーチは断崖に囲まれていて道は通じていない。ついでに言うと携帯電話も通じない(ショッキーのドコモは圏外、(比)さんとわたしのauは、アンテナゼロ本)。
崖の上には「沖縄スタイル」に出てきそうな広いテラスのある家が一軒建っているが、人の気配はない。セカンドハウスかな?
砂浜には幅広く川が流れていて、火照った体に冷たい水が気持ちいい。
10時まで様子をみようということになり、隊長を先頭に川を遡る。
奥へ進むにつれてヒカゲヘゴや大きなシダ類が覆いかぶさるように迫ってきて、ジャングル探検の気分。
2007_036 2007_035
途中の淵やプール状になった深みで、水浴び&洗髪? 川の水はビックリするくらいキレイだ。5センチくらいのサカナたちが、巨大生物の突然の出現に右往左往している。
沖縄北部には酪農場などが多く、うっかり川に入ることはできないのだが、この川の上流にはそういった施設はないとのことで、安心して思う存分真水を楽しんだ。


2007_004 10時近くになっても波は収まる気配がなく。
とあるポイントでは、まったく平らに見える海面が突然盛り上がり、6メートルはあろうかと思われる(台風時のヒデキ以上)大波が立ち上がり、キレイにチューブを巻いている。それが数分間隔で続くかと思うと、しばらくお休みしてまた突如現れる・・・・という具合。何も知らずにあの近くを漕いでいて、突然あの波が現れたらパニックは必至。

隊長は今日はこれ以上先には進めないと判断。10:30、安田へ引き返すことにする。
2007_008 しかし今朝の出発点までは戻らずに、途中の伊部(イブ)に上陸。
タープを張り、カヤックも上まで引き上げて停滞。湿ったテント&フライを干す。
(←写真タイトル:晴天なのに・・・・停滞)

このビーチも海岸幅いっぱいに護岸が施され、防砂のためのアダンが植えられている。2007_005このビーチにはトイレ有り。

一段落して出かけた売店は、これまた風情がある佇まい(→)
男性2人がビールを呑んでいる間にもにわか雨が通り過ぎ。
積乱雲が次々にやってきて天気は不安定だ。


結局、辺戸岬は今回パスすることに直さんに電話をしてピックアップをお願いする。
ショートカットして明日は西海岸を漕ぎます。

迎えを待つ間、伊部の集落を流れる川をカヤックで溯上したり、ビーチコーミングをしたり、にわか雨に打たれたりして遊んだ。

車で向かった先は西側の最北にある宜名真(ギナマ)。
途中、高いところを走る道路から辺戸岬を見る。ここはほとんどいつも波立っていて、4メートルくらいにもなるという。時には三角波も立ち、沖縄一周の中でも一、ニを争う難所だそう。そこが・・・・。
今日は見事に凪いでいる。その手前でわたしたちを阻んだあの白波は何だったのか。台風9号め!
それを見たショッキー隊長、「なんで(今日に限って)こんなに穏やかなんだよー! ぬおぉ~~、オジさんは怒ったゾー!!  明日は100キロ漕いでやる!!!」と運転席でメラメラしている。
(100キロって・・・・リベンジは一人で漕いでるときにしてね・・・・ピヨピヨ)と内心思っていると、「(て)さん、(比)くん、明日は今日の分取り返すからね!」と。心中、読まれたか?!

宜名真に着いてみると1軒ある売店は定休日で食堂もない。
車で辺戸まで戻り、水と行動食、泡盛、コーヒー(ジョージア××)を仕入れる。
辺戸でドシャブリに合ったので心配して戻ってみると、宜名真は道路が乾いている。(比)さんが「沖縄ではこういうのをカタブイ(片降り)って言うんだよ」と教えてくれる。
2007__037
今夜のキャンプは宜名真漁港で。
トンネル脇にある駐車場の外れにトイレがあるが、電灯はないのでヘッドランプは必携。水道は無し。

そして夕食は、「野菜たっぷりトマト風味バッチリ効いてますカレー」、要するに、昨日と同じ材料を少し煮詰めてカレー粉が入ったシロモノなのだが、キャンプ料理というのはどうしてこうおいしいのだろうか? (「オレが作るのだから、当たり前!」とショッキー隊長に言われそう)
今日はそんなに(っていうか、ほとんど)運動してないハズなんだけど・・・・朝も目いっぱい食べたし、完全に摂取カロリーオーバーだ。明日は消費しなくちゃね。
その後雨に降られることもなく、キレイな星空。泡盛タイムには天の川までハッキリ見えて、流れ星もいくつか見ることができた。

テントの下のコンクリートが昼間の熱を保ち、寝苦しい。
手首のハリが気になる。腱鞘炎にだけはならないように、バンテリンを大量に擦り込む。
夜中、酔払った人がやってきて缶か何かを投げる音がする。それから暴走族もブイブイ通る。
昨夜の静けさとは大違いで、見知らぬ人の気配にやや緊張しつつ眠りにつく。

本日の漕行距離・・・・6キロ。
南西の風、波1m、うねり大。にわか雨頻発。

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出発:嘉陽~安田

カヤック修行の旅、今朝8時25分に嘉陽を出発。2007_12

昨晩遅く、那覇から嘉陽に入る。嘉陽は沖縄北部の東海岸、カヌチャベイの少し東寄りに位置する小さな集落で、今回お世話になるテラワークスさんのカヤックハウスがある。(この家については別の記事で詳しく書く予定)

今朝7時に、今回のもうひとりの参加者である県内在住の(比)さんが到着。
彼はつい2-3日前(?)にフラリと嘉陽の家に来て「夏休みが1週間くらい取れるのだけど、何かいいツアーありますか?」と尋ねたところ、「一周ツアーに行こう!」と取り込まれてしまった可哀想な?人。
今回の旅でわたしとダブル艇を漕ぐことになった。よろしくお願いします。

2007__001天気は晴れ! 風も穏やかだ。
海の神様にこれからの航海の無事をお祈りし(写真撮影:ホサカカズキ氏)、隊長の奥さんである直さんがカヤックに塩を盛ってくれた。
いざ出発!

2007__004 しばらくはリーフの内側を行く(撮影:諸喜田政勝氏)
漕ぎ始めてわずかな時間でウミガメを見ることができた。これは幸先がいい。静かに進むカヤックの旅では、いろいろな生き物に出逢えるのも大きな魅力だ。

1時間ほど漕いで天仁屋崎(テニヤザキ)通過。
晴天で風もないに等しいのに、ここまで来ると波が高く、サーファーが数名波間に漂っている。小笠原に停滞している台風9号のうねりがここまで入っているのだ。
本来ならばこのあたりで難なくリーフの外へ出るそうだが、波が高いので様子を見つつ進む。やっと波が切れているポイントが見つかりリーフの外へ。一気に海の色が深くなる。

そこからギナン崎を目指し有銘湾、平良湾沖を直線的に横切る。
途中3ヶ所ほど潮の流れがキツく、漕いでも漕いでも景色が変わらないポイントがあった。
特に11:30に海上でバナナを食べた後13:00までの間は、非常に辛かった。
おまけにこの間の海は、山から赤土が流出していて「湘南か?!」と思うくらいの濁り。はるか先に見える青緑色の海に出たい一心でパドルを動かした。


出発からずっと気温が高く、時折帽子で海水をすくい頭からかぶりつつ漕ぐ。
「上陸したら海に入れる!」それだけをひたすら楽しみに前へ。
美しい海の上に浮かんでいるというのに、水面にこんなに近いのに、海に入れない・・・・カヤッキングにはそんなジレンマがあることに今回初めて気がついた。このジレンマにはこの後もたびたび苦しめられることになる。


出発から約5時間半も漕ぎ通し、ようやく13時50分に安波(アハ)でランチ。
安波のビーチへとリーフ内に入る頃には風も強まり、波は相変わらず高く。おまけに湾奥の方から積乱雲が近づいている。積乱雲の下は突風が吹き、時に竜巻も起きるとのことで、隊長は今回の旅の間中ずっと積乱雲の動きには非常に神経を使っていた。
そんなこともあり、強い横風と追い波を受けて、隊長から「漕げ、漕げ、漕げ!!!」のゲキが飛んだ。自分史上最長パドリング記録でヘロヘロになっているというのに・・・・・。


上陸したゴホウビとして、カヤックから降りて海に直行!
仰向けにプカプカ浮かんで漕ぎ疲れた体を水に委ねた。気持ちいーい!!
ランチには直さんが特大ポーク卵おにぎりをひとりに2個作ってくれたのだが、食欲がなく3口くらいしか食べられない。お茶とバナナとグレープフルーツだけお腹に入れて昼寝。
それにしても漂着ゴミが多いビーチだ。「ここでキャンプはしたくない」と意見が一致して、もう少し先の安田(アダ)までは行こうということになる。

風と波の様子 見をして15時20分に発つ。
波立つリーフの向こうに通り道はあるのか?!

1時間きっかりで安田に
到着2007_001
安波からの行く手にはあんなに波が高く続いていたというのに、安田漁港の長い堤防を回り込んでみれば、この静けさ(→)。
思い切って安波を出てきて正解だった。

安田のビーチは安波に比べてキレイで、人気もない。
(この後、集落へ買出しに行く途中には、ヤンバルクイナを観察する数名の人たちと会いました)
湾内に入るとカヤックの上からでもソラスズメダイ(ルリスズメかも?)の群れが見えた。
正面には安田ヶ島(アダカジマ)が見え、慶良間のムカラク島を思い出させる。
ここならキャンプも気持ちよさそう!
ただし細かい砂浜に消波ブロックが延々と続いている様子には、非常に違和感を覚えた。隊長と口をそろえて「この消波ブロックは必要ないよね~」と。


結局、今日は40キロ弱漕いだ。
上陸地でスノーケリングでもできるといいな・・・・と思い、3点セットを積んできたが、遊んでいる余裕なし!

初日からこんなにクタクタで、辛いパドリングになろうとは。 2007__018
元々さほどなかった自信は吹き飛んだ。
ホントに一周できるのか!?

明日は難関の辺戸岬(沖縄最北端)越えだ。

夕食はボリューム満点、ショッキー特製野菜たっぷりトマトスープかけご飯。
その後、心地よい海風に吹かれながらの泡盛タイム。これまでの沖縄一周ツアーのこと、ホクレア号のことなどを語り合い、わたしは21時半頃ひとあしお先にテントへ引っ込む。

夜中にトイレに起きてみれば、遅く上がってきた月が煌々と砂浜を照らし、美しく明るい夢のような夜。ヘッドランプもいらないくらい。
遠くリーフに打ち寄せる波の音は、ドーンドーンと一晩中聞こえていた。

(キャンプサイトの写真→ 撮影:ショッキー隊長)

本日の風:西→南西、波1m
安田のキャンプ情報:ビーチから5分ほど歩いた集落には売店が1つ。食堂はランチ営業のみ。コーヒーはUCC!(笑)
水道、トイレは無し。

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南国だ!いぇい!!

南国だ!いぇい!!
那覇はまだまだ夏です!
木々の緑、赤い花、空の青に真っ白な雲・・・・なんて鮮やかなのでしょうか。
昨日は着いてみたら夕立。
今朝は近くの公園からなんともトロピカルな鳥の声。

今日はこれから、街をのんびりお散歩です。
お目当てだった県立博物館は休館中で残念だけど、気を取り直して出発~♪

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