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2011年11月

ありがたく いただく

え~、ストローベイルWSの話を引っ張って恐縮ですが、善了寺でのこのWSからは本当にたくさんのものをもらったので、もう少しおつきあいください。

WSでは毎回、参加者全員にお昼ご飯が出ました。
事前のお知らせでは「簡単なお食事はご用意します」とあったので、おむすび二つくらいかしら、おかずになるもの持って行ったほうがいいかな? なんて思ったのですが、なんのなんの!
毎回毎回おなかいっぱいになるくらいのおいしいお食事がテーブルに並びました。
もしかしたら、ふだんの我が家の夕食よりも立派だったかもcoldsweats01

これはすべて坊守さん(ご住職の奥様)とお寺の女性会の方々の手によるもの。お寺の畑で採れたお野菜や、坊守さんのご実家から送られてきたお魚など新鮮で体によい食材を使って、心をこめて、手間をかけて作られたもの。
「これはどうやって作ったのだろう?」と思うような工夫をこらしたメニューもあって、思わずレシピを聞いたりして。

毎回、食事をいただく前といただいた後には必ず感謝の言葉を全員で唱えます。
その言葉は、このとおり↓ (ご住職のブログからコピペさせていただきました)

〔食前のことば〕
(合掌)
●多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。
○深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。
〔食後のことば〕
(合掌)
●尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。
○おかげで、ごちそうさまでした。

言うまでもなく、食べ物はすべて「いのち」
ファストフードのハンバーガーも牛丼も、もちろん「いのち」には違いなく、感謝していただくのは当然。
けれど、やはり人が手間暇かけて、食べる人のことを思って作った食事こそ、この感謝の言葉にふさわしいのではないでしょうか。
コンビニで買った菓子パンに向かって言うのと、お寺で出された心づくしのお食事に向かって言うのとでは、心持がずいぶん違います。
(十分な食事を得ることができない人のことを思えば、もちろん菓子パンだって、それを食べることができる幸せには感謝しなくちゃ、なのですが)

逆に言えば、上に紹介したような感謝の言葉にふさわしい食事を、自分は日々きちんといただいているのだろうか?ということ。
「できあい」や「インスタント」ではなく、食材のいのちと、その作り手に思いをはせて、丁寧に用意する食事。
感謝の言葉にふさわしい、「有難い」食事を増やしていかなくてはと思うのです。

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ここに いた 証

善了寺のストローベイルWS最終日の様子を記しておこう。

この日は半分が撤収作業。
ストローベイルの壁は翌日以降しばらくの間は乾かし段階に入る。
その間も大工さんたちの作業は続くので、その邪魔にならないよう、気持ちよく作業を続けてもらえるような状態で現場を渡すために、養生を剥したり、床を掃き清めたり・・・・。

それでも、午前中をメインに、少しだけ残っていた壁の作業もやりました。
前日までにカイルさんと左官さんがキレイにコテでならした壁に、コテで筋を入れていきます。

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↑ こんな風にジグザグ、波の模様みたいなのを、土で塗った壁の全部にコテでつけていく。

こうしておくことで、乾いた後でさらに土を重ねて塗るときに、土が壁になじみやすくなるのです。
これで仕上げではなく上に土を塗るので、いずれはこの模様も消えてなくなるのですが、カイルさんは「仕上げだと思って、美しくなるようにね」と。
この、見えないところも美しく、見えないところも手を抜かない、という精神は、ワークショップを通してずっと言われてきたこと。脈々と受け継がれてきた手仕事とは、そういうものなのでしょう。とくに、日本の伝統的な仕事に貫く精神性のようにも思う。

何度も重ね塗りをする壁は、その都度の仕上げはカイルさんや左官さんがなさるので、わたしたちの作業の跡は、表面にはあらわれない。
けれど、壁の内側には、確かに、わたしが塗った土があるわけで。
塗っただけではない。畑から運んできた土、ワラと混ぜてこねた土・・・作業に携わった全員の『手』が、すべてこの壁には塗り込められている。
大げさに言ってよければ、その時、その時、ここにいて、お堂作りに携わった、わたしの、仲間の存在が、そこに確かに記されている。

お堂作りに携わった全員が、この世からいなくなったあとも、お堂は残る。
100年ののちにも、平成23年の秋に、ここに集ったわたしたちの証は残る。
そんな、日常を超えた時間のスケールに、想いを馳せた最終日でした。

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秋の御苑にて

秋の一日を新宿御苑で過ごしてきました。

損保ジャパンの市民環境講座。そのほとんどは損保ジャパン本社で行われる机上講座なのですが、今日はフィールドワークということで、新宿御苑で『今からはじめるネイチャーフォト体験(女性限定)』が開催されました。
講師は、わたしの写真の師匠でもあり、それよりも何よりも、人としての在り方の師匠、心から敬愛する森本二太郎さん。
なんと、今日はその二太郎さんのアシスタントなんていう肩書で参加してきました(海仲のほうのWSは不義理をしてしまった・・・・スミマセンsweat01

いや~、今まで自然写真は35mmのポジフィルムで撮っていたので、コンパクトのデジカメを使う写真教室のお手伝いなんてできるのかsign02
しかも、ここ1,2年はフィルムカメラを持って森に撮影にでかけることもトンとご無沙汰でcoldsweats01

でもまぁ、なんとか参加者のみなさんの疑問に答えつつ、自分でも久しぶりの感覚を楽しんできました。
やっぱり野外での写真撮影は楽しいnote
コンデジをしっかりホールドして、フレーミングもきっちり考えて(普段のスナップは、後でトリミングできるから・・・と、ついついフレーミングが甘くなる)、こんなに真剣に撮ったのは初めてカモ。

そんな今日の一枚は、色づいたラクウショウ(落羽松)。
実は今日はお天気がよくて、光のコントラストがかなり強く、紅葉を撮るのは「わたしの手には負えないや」と、内心あきらめていたのですが、お昼休みまであと10分というタイミングで、にわかに太陽が雲に隠れ。
「それっ、今だ!」と猛ダッシュして収めたショットです。

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ちょっと都心部とは思えないでしょ。

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慈悲 ということ

ストローベイルのWS、今日が最終日でした。お堂の建築はまだまだ続きますが、わたしたち“素人”が関わるのは、これでひとまず終了。
作業のことはまた改めて書こうと思いますが、今日は心に残る言葉を書き記しておくことにします。

善了寺のお堂作りにおいて、ご住職が大切になさっているもの。
それは 『慈悲の心』
慈悲の心をもってお堂作りに携わり、多くの人の慈悲の心によって建てられたお堂そのものが、慈悲の心を体現する。

慈悲の『慈』は、いつくしむ。
いのちを いつくしむ ということ。

そして、慈悲の『悲』は、かなしみ。
ご住職は、「悲しみを粗末にしないこと」と、おっしゃいました。

人間誰だって、できるだけ悲しみは味わいたくない。
けれど、悲しみをなかったことにする、つまり粗末にするのではなく、
悲しみと寄り添う心。

『いのちをいつくしむ』よりも、『悲しみを粗末にしない』、のほうがずっと難しいかもしれません。

「悲しみを粗末にしない」
この言葉を聞いたとき、3月11日に多くの人を襲った『悲しみ』に意識が飛びました。
そして今なお、たくさんの人が抱えている悲しみのことを思いました。
もちろん、悲しみは震災ばかりではありません。
どんな悲しみであったとしても、自分が感じている悲しみをきちんと認めてあげること。
そして、悲しんでいる人に黙って寄り添っていられること。
わたしも、かくありたいと、強く願います。

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フェアなチョコ

仕事帰りに銀座の people tree に寄って、フェアトレードのチョコを買ってきた。
夏になると品切れになる、寒い季節限定のチョコが先日から解禁(?)になった。

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写真左からヘーゼルナッツ、オレンジ、ホワイトクリスピー、コーヒー。
種類はこのほかにもミルク、ビター、シナモン、レーズン&カシューナッツがある。
フェアな商品というだけでなく、おいしさも文句ないから、もう他のチョコは選べない。

チョコがお好きだということがわかったあの方への、今度のお土産はこれにしよう。
もちろん、全種類そろえて♪

わたしとしては、今まではオレンジが一番のお気に入りだったのだけど、今日初めて買ってみたホワイトクリスピーを食べてみたらflair
うまぁーいhappy02
この冬は、ホワイトクリスピーにはまりそうカモ。

フェアトレードチョコに関心がある方は、以下のサイトをどうぞ。
「あなたが1枚のフェアトレードチョコを選ぶことが、世界をもっとハッピーにするのです」
http://www.peopletree.co.jp/choco/

地方にお住まいでも大丈夫。通販で手に入ります。

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興味深いコト目白押し

今週末から来月にかけて、今とても興味を抱いていることに関するシンポジウムやらスライド&トークやらがあります。
このブログを訪問くださっている中にも同じような興味をお持ちの方がいるかと思うので、情報をシェアいたしますね。

日付が近い順に・・・

○カイルさんのスライド&トーク
このブログでも何度もご紹介しているストローベイル建築。善了寺のWSを指揮しているカイルさんが、『藁と土でできた家~ストローベイル建築と土建築』と題したお話をなさいます。
   

断熱効果、調湿性に優れて、環境や健康への負荷が小さく、大地に還る環境循環型の持続可能な建築。デザインの自由さ、仕上がりの美しさ、素人も楽しく施工が可能なセルフビルド型建築である等の魅力があります。
日本の伝統建築技術とのコラボでなる事例や海外での活動を紹介します。

以上、イベントのちらしより抜粋。
11月25日(金)19時30分より。阿佐ヶ谷のドーモ・アラベスカにて。会費2000円(飲み物は持ち込みで)。
会場のドーモ・アラベスカがまた、とても面白そうな建物で。それも楽しみ♪

イベントについてのウェブサイトはありませんが、ドーモ・アラベスカについては以下のサイトをご覧ください。イベントの申込みアドレスも載っています。
http://suginamigaku.org/content_disp.php?c=4880c5485d563&n=2


○東日本大震災復興支援シンポジウム
「復興からの新たな国づくり~持続可能な社会に向けて」
12月6日(火)16時~19時半(終了予定)。損保ジャパン本社ビルにて。参加無料。
http://www.sjef.org/kouza/kouza2011/symposium-288/

持続可能な社会・・・といわれて久しいけれど、なかなか大きく舵を切ることはできなかった、今までの国内事情。東北地方と北関東を襲った3月11日の大地震と大津波の被害は、社会の転換のキッカケとするにはあまりにも大きな代償だけれど、ゼロからスタートの今だからこそ、できることもあるのではないか。
海仲の活動で被災地に何度か通ううちに、そして帰ってきてからもいろいろと考えるにつけ、わたし自身、強くそう思うようになりました。
そんな中で見つけたこの情報。被災地のこれからを、自分なりにビジュアライズしてみたいと思います。


○森は海の恋人シンポジウム
「海と共に生きる~震災復興と森は海の恋人運動~」
12月21日(水)17時~20時30分。仙台市民会館にて。参加費500円(森海会員は無料:当日入会OK)。
http://www.mori-umi.org/

二部構成で、第一部は被災地の海の現状について、水質や生物、海底のがれきや泥などについて研究者を中心とした発表、第二部は震災復興に森と海と川のつながり(森は海の恋人運動)をどう活かしていくのかが語られるようです。
これまたとても興味深いことが盛りだくさん。森海主催ならではの充実した内容が期待されます。
司会というかコーディネーターは、なんとOF代表の(う)パ。
ま、森海とOFのつながりを考えれば不思議じゃないんだけど。カバン持ちでついてっちゃおうかな~(笑)

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好きな風景

カキ筏うかぶ、リアスの内湾。

Kaki

風が少~し吹いて、さざめき立つ水面(みなも)。
お日様の光で輝いているその水は、この季節、驚くほど透き通っています。
(2011年11月13日撮影)

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仕上げに向けて

本日もストローベイルのお堂を作るお手伝いに行ってきました。
善了寺の聞思堂のWSは14日から第二期に入っていて、わたしは今日が第二期の初日。

今日の作業も土壁塗り。お堂の内側を上から下までみんなで手分けして塗っていきます。
まず気づいたのが、塗りに使う土の柔らかさの違い。一期で下塗りをした時は、粗めの藁スサをたくさん含んだ固い土だったのですが、今日のは藁の量も少なく、細かい。土がとても柔らかでコテでも塗りやすいように調整します。

大きなハンドミキサーを使って、大量の土に藁スサを混ぜ込んでいく作業が一番大変。土にミキサーを取られないよう、全身でミキサーをコントロールしなくてはなりません。女性にしては力持ちを自認しているわたしでも、さすがにこの作業に手を出すのはやめました(笑)

で、今日担当した壁は、こちら。
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写真の左側部分、まだ補強の竹がむき出しになっている部分に手で土を塗っていきました。
脚立を使って、手が届く限りの高さまで。
今日は平日ということもあり、参加者も少なめで、みなそれぞれ少しずつ離れた場所で作業を進めたのですが、一人で壁と向き合って黙々と同じ作業を繰り返していると、だんだんと頭の中が静かになってきます。
普段の生活では、頭の中は忙しくいろいろなこと(多くは余計なコト)を次から次へと考えてしまうのだけど、体を使ってこういう単純な作業をしていると、頭はシーンと鎮まってくる。カンペキではないにしろ、『無心』の境地に近づきます。
畑の草取りをしているときと、ちょっと似た感覚カモ。

でも、ふとした時にほかの場所で作業している仲間の声が聞こえたり、自分から彼らとコンタクトを取ったり、大工さんたちの作業の音が聞こえたりして、決して孤独なわけではなく。
なんとも得難い、心地よい時間を持てます。自然と顔がほころんでいるのが、自分でもわかる。

建築現場につきものの、ツーンと鼻をつく有機溶媒(化学物質)の刺激臭がないのも、心地よく作業が進められる理由のひとつかも。ストローベイル工法はケミカルフリーな工法。
聞思堂は、さらに水道管や断熱材もできるだけケミカルを使わないようにしているとか。見たら、断熱材はウールの繊維を用いてました。

そういえば、別の日に作業にきた学生さんが、「WSで作業している人たちはみんな、ブータンの人みたいな(穏やかで幸せそうな)顔つきをしている」と感想を言っていたそうです。
ホントにそうかもしれません。ストローベイルのお堂作り、確実にGNH上がります。

さて、そして本日のわたしの成果は、こちら。
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こうして手で塗った上から、今度はコテを使ってさらにキレイに仕上げていきます。
わたしは午後からは土作りに入ったので、コテ作業はしませんでしたが、みなさん楽しそうに取り組んでいました。そうそう、コテを使うときは、自分でコテ板を作るのがオキテですsmile

二期の初日から今日までは本職の左官屋さんも参加していて、仕事ぶりを拝見したり、お話を聞いたり、へぇ~、へぇ~、へぇ~flair の連続。
あのね、上手な人は服が汚れないんですよー。
わたしなんか、なぜか髪の毛にまで泥がくっついてるのにcoldsweats01

下の写真は、巨大な脚立に上って天井に近い部分を仕上げる左官屋さんの新田さんと、カイルさん。二人とも息がピッタリ、作業がものすごく速いです!
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そうやって仕上げられた壁。ほれぼれするほど美しく、まだ湿り気が残っているので輝いて見えますねshine
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でもまだこれで終わりではないんですよ。
この上からあと2回、同じような塗りを重ねていくのです。WSは24日まで。

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秋の舞根にて

週末に災害支援の仲間に便乗させてもらって、弾丸で唐桑に行ってきました。
北海道からホタテの稚貝が届いて、現地は連日連夜の大わらわ。少しでもお役に立てればと思ったのですが、ホタテの作業は慣れない者が入ってもかえって足手まといになると判断して、ほんのサワリだけ。

ロープの“より”を開いてホタテを差し入れ、キュッとよりを戻してしっかり挟み込みます。
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結局、2日間で一番一緒に過ごしたのは子どもたちでした(笑)
ま、大忙しの大人たちにかまってもらえない彼らの相手をすることも、立派なお手伝いだと思ってhappy01

夜は薪ストーブのそばで夜空いっぱいに広がる星や月やUFO(?)を眺めたり、学芸会の再演をしてもらったり・・・・楽しかった~note

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この晩はテント泊も覚悟でいたのですが、できたばかりの合掌の家で眠ることができました。
暗闇に温かい光。居心地も上等!でした。
が、この建物については裏話的なことも聞き、物事の表面だけを見ていてはいけないんだな~と、自分の認識の甘さを改めて思いました。

さて、翌日は少し時間があったので、海仲の活動で6月と9月にボランティアのみなさんと清掃活動をした九九鳴き浜を見に行きました。
ウワサの通り(?)、こんなにキレイになっていました!
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ブッシュもさっぱりと伐採されていて、スッキリ。
見違えるようです。
今週末には気仙沼で『鳴砂サミット』が開催され、この浜についても報告されます。鳴き砂浜の生物多様性や資源としての活用などについて話されるようですよ。

そうそう、九九鳴き浜までの道は、木々がさまざまに色づいていて、秋の森のい~い香りがして、とても気分よく歩くことができました。
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オータム・ローズ

花菜ガーデンに行ってきました。
今日は農作業のお手伝いではなく、発送作業のサポート。毎月発行される『花菜さんぽ』(だったかな?coldsweats01)を関係方面に配る準備のお手伝いでした。

予定の作業が早く終わったので、まだ明るい園内をそぞろ歩き。
今はちょうど秋のバラが咲いていて、そろそろ見頃も終盤ですが、たくさんの種類を目にすることができました。

そんな中の、わたし的今日のナンバーワン・ローズは、これ ↓

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『グレイス』という名前の、イギリスで生まれたモダンローズ。
正統派バラ!という感じの花の色や形もいいのですが、なんといっても香りがGoodshine
バラにありがちな、ちょっと鼻にツンとくるあの匂いがなく、まるでベルガモット(アールグレイ紅茶の香り)みたいな香りがほのかにして。

ローズ・ガーデンに行くと、ついつい鼻を近づけて、カタッパシからくんくんしてしまうのですが、この花もそうやって見つけました(笑)
オータムローズ・フェスティバルは20日まで開催中です。

そうそう、発送のときにチラ見(うそ。バッチリ見)したのですが、1月の花菜ガーデンはいろいろと面白そうですよ♪
お味噌作りの体験スクールがあったり(大人気なんですって)、先着順ですがお粥やお汁粉がふるまわれる日もあるようです。
ご興味のある方は、定期的にウェブサイトをチェックしてみてくださいねwink

http://www.kana-garden.com/index.html

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泥んこになって

今日も善了寺のストローベイルWSに参加してきました。
今日の作業は、念願の(?)土塗です。
まずは、さっそく泥の畑へ。

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壁塗りに使う土は愛知県からきたもの。
土には細かくした藁が混ぜ込んであります。土と混ざると藁は分解して発酵します。藁の繊維質のうち、一番分解しやすいのがセルロース、次いでヘミセルロース、最後まで残るのがリグニン。
畑の泥は、セルロースとヘミセルロースが分解してリグニンだけが残っている状態。発酵させると土は粘度が増して丈夫に、固まりやすくなるのです(以上、全部カイルさんの解説)

この土に、さらに細かくした藁(藁すさ)を混ぜ込んで補強材とし、それで壁を塗っていきます。

わたしが担当したのは、お堂の入り口の右側部分。
すでに1回下塗りがしてある上に塗り重ねていきます。1回塗っただけでは、壁にはデコボコがかなりあるので、それを均して「キレイなR(アール)になるように」してほしい、というのがカイルさんからの指示。
今日のキーワードは『キレイなアール』です。

お堂の完成は円形なので、壁も丸く作られているのですが、そのせいか目で見ただけでは微妙なデコボコがわからない。いくら“手作り”とはいえ、テキトーでいいわけはありませから、こまめに定規をあてて、どこがどれだけヘコんでいるか確かめながら作業を進めます。
とはいえ、一見してわかるくらいの数センチ単位の凹凸もあったりしてsweat01
「これホントに滑らかな仕上がりになるのかな~」なんて、作業を始めたときは思いましたよcoldsweats01

ところが、ところがsign01
夕方には、この通りshine
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美しいでしょう~?
作業中も時々カイルさんがやってきて「おぉ、キレイsign01」、「うん、すごくよくなったねgood」って声をかけてくれて。おだて上手なカイルさんのおかげで、モチベーションがますます上がり、一緒に作業した仲間とも「大満足happy02」の笑顔を分かちあいました。

ゆいいつ心残りは、作業前の壁の様子を写真に撮らなかったこと。
今日一日の見違えるほどの変化(自分で言うなって?)をお見せすることができなくて残念。
壁はこの後、中塗、上塗と3回の塗を繰り返します。

下の写真は、今わたしたちが作っているお堂(聞思堂:もんしどう)の模型。
厨房や茶室もあって、食事やお茶ができる地域のコミュニティサロンのような役割を果たす建物になるようです。
人々が集まって、多くの手によって建てられたお堂に、人々が集う。
だんだんと、完成した姿が思い浮かぶようになってきました。

WSの第一期は11日まで。わたしは今日で終わり。
でもまた14日からの第二期にも参加するつもりです!

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恩おくり

今日もストローベイルのお堂作りに参加。午後から戸塚の善了寺に行ってきました。

お寺についてみてビックリ!
前回29日は作業時間が短かったためもあり、ベイルを2,3段積んだだけで終わってしまったんだけど、今日行ってみたら、もう、すでに、ベイルが天井までビッシリ届いているshine

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朝から参加しているみなさんは、お昼を食べてすでに泥塗の作業を初めている。
1度目の塗りは、ベイルの表面だけでなくワラの奥まで泥を塗りこめていく。カイルさん曰く「シャンプーするみたいに擦り込んでね」
ご夫婦で息もピッタリの共同作業。ほほえましい(羨ましい?!笑)

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遅れて合流したわたしの今日の仕事は『マスキング』、いわゆる『養生』です。
カイルさんは泥塗ができないことをとてもすまなそうに、「養生はとても大切な作業。この仕事の半分は養生といわれるくらい」と、養生の大切さを教えつつ、わたしのモチベーションを上げようと気を使ってくれる。
大丈夫、そんなに心配しなくても、わたしはどんな作業でも喜んでしますよnote

始めてみると、これがまた、根気がいる、神経を使う、つまり時間がかかる作業で。
窓枠とか、棚板とか、大工さんが仕上げた材が壁を塗る泥で汚れないように、泥壁の厚みの分を残してテープを貼り、その上からビニールシートをかぶせ、隙間なくテープで閉じる。
しかもお堂の壁は円形な仕上がりになるので、窓枠の下なんかは、キレイなカーブを描くようにマスキングテープを貼らなきゃならない。
泥を塗る人はそのテープのラインを目安に仕上げるだろうから、責任重大デス。
重要任務だけあって、今日はカイルさんもほとんどマスキングをしていました。

で、これがわたしの本日の成果 ↓

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もちろん、仕上げたのはここだけじゃないですよ~。
指がやっと入るか入らないかくらいの隙間にもまっすぐにテープを貼ったりして、大ザッパなわたしには非常にハードルが高い作業でしたcoldsweats01
ふだんOFで「ほんまにA型なん?」と、O型の(せ)にあきれられているわたしがこんな作業をしてるなんて知ったら、彼は笑うでしょうなー。

さてさて、そんなこんなで夕方になり、作業の後は片付けをして着替えて、本堂に集まってシェアリングタイム。
その中でご住職がこんなお話をなさいました。
わたしたちが今日やった作業は、昨日までに誰かがそこまでの作業をしておいてくれたからできたこと。昨日までに作業に携わってくれた人たちに、そのご恩を返すことはできないけれど、受け取ったご恩を明日の人につなげることはできる。
だから「恩返し」ではなくて、「恩おくり」なんです、って。

ああ、なんかね、ハッとさせられました。

恩おくり

いい言葉です。
考えてみれば、ストローベイルのお堂作りだけでなく、世の中のことはすべて「恩おくり」で成り立っているといってもいいくらい。ふだんはそれをほとんど意識することなく過ごしているけれど、何事もひとつとして「当たり前」なことなんかない。誰かのご恩の上に成り立っているんだな~。
お寺でよく聞く言葉に「おかげさまで、ありがとう」というのがあるけれど、まさに。

ストローベイルWS。工法に興味があって参加を決めたけれど、ストローベイルについて学べるだけでなく、たくさんのプラスαの気づきをいただいている、貴重な時間となっています。

そうそう、参加者にはお土産(ご褒美?)として、銭湯券と、コミュニティ通貨“ナマケ”がもらえますよhappy01
銭湯券はお寺のすぐ近くにある「矢部の湯」で使えるし、作業で汚れた体をサッパリさせて帰ってね♪というお気づかいなのでしょうか。ちなみに、矢部の湯はいまだに廃材だけを燃料としているそうですよ。
”ナマケ”のほうは、国分寺にあるカフェスローなど、賛同している施設で使えるほか、善了寺でもヨガなどの催しに使えるようにするそうです。
なんと、善了寺は週に2回、夜に「テラヨガ」と称して、ヨガの教室が開かれているのです。
お堂が完成した際には、そこで開催するんですって。
久しぶりにヨガ、再開してみようかな?smile

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Straw Bale ODOH !

ストローベイルハウスって、聞いたことありますか?

藁と土で壁を作る建て方。わたしは『スローなカフェのつくりかた-暮らしをかえる、世界がかわる』(吉岡淳監修、自然食通信社)という本を読んで知りました。
簡単にいうと、稲藁を圧縮して形成したブロック(ベイル)を積み上げて、土で塗り固める工法。建物としての使命を終えたあとは自然に還る素材で作る建築です。

ストローベイルを知って以来、「方丈くらいの小屋でもいいから、いつかは自分でも建ててみたい」・・・・なんて、夢みたいなことを考えるくらい興味が湧いたのですが、実物に触れる機会はなかなかない。そりゃそうです。こんな工法自体がまだまだ珍しいのですから。

ところが!
ツイッターを経由して、ストローベイルのワークショップが戸塚で開催されるという情報が流れてきました。なんと、会場はお寺! 戸塚駅からほど近い善了寺というお寺のお堂をストローベイルで建てるというのです。
ストローベイルのWS!
しかもお寺!! しかも戸塚! これは行くしかないでしょdash
で、即決。ゼッタイに面白いに違いないという確信があったので、Facebookで友人に呼びかけたところ、(うぃ)が興味を示してくれて、WS初日の29日に二人で参加してきました。

建物自体を建てるのは大工さんで、トップはもちろん棟梁なのですが、ストローベイルの責任者(リーダー?指導者?)はカイルさんというアメリカの青年。日本在住11年で日大の大学院で藁を用いた建築の研究をしていて、来年の3月に博士号を取得する予定とか。
日本語が堪能で、人当たりが優しいナイスガイです。

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上の写真左がカイルさん、右がストローベイルのお堂を建てるなんてユニークなアイディアをお持ちの善了寺の成田住職。

WS初日で土曜日ということもあり、参加者は30人くらいいたでしょうか?
ストローベイルなんて初めての人ばかりなので、カイルさんがひとつひとつやり方を教えてくれます。


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発酵させた土を薄く塗り、その上にベイルを隙間なくきっちり並べて、シュロ縄で材(ドブチ)にしっかり縛りつける。2段目からは縄で縛る前に竹の杭を打ちつけて、下の段のベイルとドッキング。

そうやって天井まで積みあがると、写真下左のような状態に ↓
かなりブ厚い壁となります。

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写真上右は、わたしが午後にやった作業。
竹を割ったものに、シュロ縄を巻きつけていきました。これは積んだベイルの外側に並べて打ち付け、補強材となると同時に土がよく絡むようにするためのもの。

どの作業もひとりではできず、初めて顔を合わす人と声を掛け合い、言葉を交わしながら進めたので、あっという間に打ち解けた感じ。
朝に集合して作業を開始する前に、本堂でご住職のお堂作りに対する思いが語られ、参加者の顔合わせがあり、そして読経をしました。
ご住職いわく、このお堂はたくさんの人に関わってもらって作り上げたい。WSに集まった人たちにも、単に作業をしたというだけでなく、人と人との繋がりを感じて、繋がりを作っていっていただきたい、とのこと。

集まった人々のバックグラウンドはさまざまでしたが、ストローベイルに興味があるという共通点があるせいか、『言葉が通じる人たち』という感覚があり、自然のこと、星野道夫さんのことなどなど話が弾んで、とても気持ちのいい一日となりました。

一緒に参加した(うぃ)も「(思っていたよりも)すごく面白かったnote」といってくれて、わたしは内心「でっしょーsign02」と、情報をシェアした甲斐を感じていました。彼もまた『言葉が通じる』大切な友人のひとり。
今度はお子達と参加しても面白いかもよflair てか、そのつもりのようでした。

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さて、この日は大きな“おまけ”もありましたhappy01
お堂の上棟式です。
上棟式というものに生まれて初めて参加しましたが(都会育ちなもので・・・・笑)、面白かった~。
こういう建築の儀式って、はやり神主さんの出番が多いと思うのですが、ここはお寺。式ももちろん仏式です。お経をあげて、参加者はお焼香。
そして、そして、お待ちかねの“お餅撒き”
「もらえたらラッキー」くらいの気持ちでいたら、後から後からたくさん降ってきて、こういう場面ではついモタモタしてしまうわたしでも、3つもゲットすることができましたnote

別にお餅がいただけたから、というワケではなく(笑)、本当によき一日となりました。
今までのわたしの人生にはちょっとなかったような一日。でも、これからはこんな日が増えていく、そんな予感もする一日。

藁積みWSにご興味がある方、11月24日までやってますよ。
詳細や建築の進み具合は、成田住職のブログをどうぞ。魅力的なお人柄のご住職の思いなどもつづられています。
http://zenryouji.blogspot.com/

そしてこちらは、カイルさんのブログ
http://holzhueter.blogspot.com/

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