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「こんなの初めて!」

OFのキッズプログラムでの一コマ。
春の大潮の磯でじっくり生き物観察をする予定だったのが、あいにくのお天気。
少々の雨ならば野外で過ごすことをためらわないプログラムなのだけど、今日の雨は強すぎました。
午前中は室内で活動し、午後からは近くにある博物館へ見学に出かけました。

博物館へは道路ではなく、浜づたいに歩いていきました。
傘はささずにカッパを着て、ハマダイコンの群れやグミの木に寄り道したり、観察する予定だった磯をかすめたりして、砂浜を歩くこと15分。
一色海岸を歩いている頃には、カッパから水がしたたるほど。
上半身はカッパを着ていても、どうしても足元は濡れてしまいます。

雨に濡れているのだか、海の水で濡れているのだか、その両方なのか・・・・。
そんな中、小学2年生の男の子が叫んだ言葉が、今日のわたしの“一番”となりました。

「なんだこれ! ズボンまでビショビショだぁ。オレ、こんなの生まれて初めて!!!」

そこにはマイナスの響きはミジンも含まれておらず。
わかる!!
半端なく雨に打たれてるとさ、なんだかもう、笑うしかないよねー♪

そう、こんな雨の中を傘もささずに波打ち際を歩くなんて、自分ひとりではゼッタイにしなかったことかもね。7年間の人生で初めての感覚を味わうチャンスを彼に与えてくれた、今日の雨。
そして、その“場”を提供したMKプログラム。
わたし達がやっているのは、そういうこと。
わたし達が大切にしたいのは、そういうこと。

思えば、わたしがドシャブリの雨の中を歩く喜びを知ったのは、かなり大人になってから。西表島でのカヤックツアーの最中だった。
人生の中で、その前と後とではまったく異なる自分になったような気がする、そんな鮮烈な記憶として残る体験はいくつかあるけれど、それはわたしの場合、ほとんどが野外で起きたことだ。

だから、わたしは今こうして、ここにいて、こういう活動に携わっている。

今日の、あの体験は、小学2年生の彼にとって、どんな意味を持つことになるのだろう。

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