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2013年12月

陸前高田にて

先日上映会を行った『先祖になる』の舞台は陸前高田市の気仙地区。
実は上映会に先立つ2か月前、10月の連休に行ったまさにその場所でした。

これまでの東北支援は、所属する団体の活動の一環としていくことがほとんどでしたが、10月はまったく個人的な旅でした。連休に東北へ行くことだけは先に決めて、それから何をするかを探したのですが、そんな中でたまたまアンテナに引っかかってきたのが陸前高田にある“P@CT”という団体。
ここが行っている古川沼という場所の作業には「人手がいくらあってもありがたい」という情報を得たので、2日間活動に参加することにしました。

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古川沼は震災前から湿地だったところで、建設中の防潮堤をへだててすぐ海というロケーション。この付近は震災後ずっと手つかずのままで、未だに行方がわからない人の家族は
「もしかしたらあそこにいるのではないか?」
そんな風に思っている、そういう場所。
しかし防潮堤などの工事は進行しており、それらの構造物に埋められてしまう前に、なんとか手がかりを回収したいというのが活動の趣旨です。

工事現場なので一般の人は立ち入り禁止、県や市、農水関連の行政、漁協、港湾部などなど多くの機関との調整が必要なフクザツな活動ではありますが、工事を請け負っている建設会社が非常に好意的ということで、ボランティアが現場に入るのを快く承諾してくれただけでなく、安全管理、トイレの使用など何かと便宜を図ってくれているとのこと。

いずれは構造物の下敷きになってしまう場所の砂を、建設会社の方が深さ2メートルほど掘ってくれ、ボランティアはその砂をひたすらふるいにかけて遺品や遺骨がないか探します。数十~100トン単位の砂の山を人海戦術でふるいます。なんとも気が遠くなるような作業ですが、実際に遺骨も見つかっているとか。
わたしが参加した2日間にも髪の毛のようなものなど数点が確認されました。
けれど、たとえ何も見つからなくても、それはそれでよいとのこと。探してみて見つからなかったというのと、探さないままずっと「もしかして」と思い続けるのとでは、残されたご家族の気持ちに大きな違いがあることは理解できます。
震災から2年と7か月。生かされ、震災の記憶を持ち続けたままこれからも生きていかなくてはならない人たちが、少しでも前を向いて進んでいけるように。

わたしが参加した週末は連休ということもあってか、ソニーやトヨタといった大企業もバスを仕立てて参加していました。こうして県外から多くの人間がやってきて作業をしている姿は地元のかたたちにも見えていて、それがまた現地の人たちの励みにもなっている、という話も聞きました。
実際の作業内容とその成果のみならず、ボランティアの役割は案外大きなもののようです。

また行くぜ、東北!!

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つながる上映会

映画つながりで、話題もうひとつ。
先日12月4日に葉山で、仲間たちと映画の自主上映会を催しました。
上映したのは、『先祖になる』というタイトルの、陸前高田を舞台としたドキュメンタリー映画。

もともと林業と農業で生計を立てていた77歳のおじいさんが、あの日の大津波で家を壊され、消防団員だったご子息も失ってもなお、生きる力を失わずに、自ら地元の木を伐り出して同じ場所に家を建てる・・・・
あらすじを言ってしまえばそれだけなのですが、主人公の直志さんは震災後すぐにそれを決意し、支えてくれる人とともに実行に移し、たった1年半で実現させてしまいます。
地域の人の多くが、住み慣れた土地にとどまるかどうするかも決めかねている時に。
自宅を再建するだけでなく、地域の若者の先頭に立って伝統の祭りを実施する。
その強い想いの源は何なのか。

これ以上のことは、ぜひ映画をご覧になってほしいのですが、すでに映画館での上映は終了し、今は自主上映会でしか鑑賞することができません。各地で“地域”のあり方が見直されている今、自分の地元の人たちとこの映画を観て、語り合うことに大きな意味があるようにも思います。あなたも、自主上映会を企画してみてはいかがでしょうか。

とにかく、このキコリのおじいちゃんがカッコいいんです!
きっと「震災ドキュメンタリー」というイメージが見事に覆るかもしれませんよ。
わたしなんか冒頭のシーンで気仙大工という言葉が出てきただけで、そしてその言葉に対する直志さんの何とも誇らしげな気持ちに触れただけで、ググッときてしまいました。

映画の詳細は、以下のサイトをご覧ください。
http://senzoninaru.com/

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ガイア全編上映@神宮の杜

龍村仁さんのガイアシンフォニーは今第8番が製作中で、来年の10月に公開予定とか。
それに向けて、これまでの作品が順番に明治神宮で上映されるそうです。題して『8番へのカウントダウン』

http://gaiasymphony.com/2013/1206_163142.php

ガイアシンフォニーには実にさまざまなジャンルの方が登場します。
わたしにとって星野道夫さんやナイノア・トンプソンさん、ジェーン・グドールさん、名嘉睦稔さんなどは映画になる前からファンだった方。
一方、映画を通してファンになった筆頭は佐藤初女さん。
あなたには、どんな出会いが待っているでしょうか。

ガイアシンフォニーのことをご存じなかったかた
知っていたけど観たことがなかったかた
○番は見逃してしまった!というかた
もう一度観たいというかた
ぜひ、神宮の杜へ足を運んでみてはいかがでしょう。

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原作本

『魔女の宅急便』が実写映画化されるそうですね。
そのことには別に興味はないのです。アニメーションも観ていないのですから。
この作品だけでなく、実はわたくし、ジブリ作品をまともに観たことがありません。
唯一、最初から最後まで観たといえるのが『風の谷のナウシカ』
しかも、劇場ではなくテレビで。

だけど、この本は読んでみたい! そう思いました。
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昨日、親しくお付き合いをしているご夫妻を囲んでちょっとした食事会があって、その中に『魔女の宅急便』の著者である角野栄子さんをよくご存じの方がいらして。いろいろとお話をうかがっているうちに、ぜひとも手に取りたくなったのです。
いわく「女性としてのさまざまな人生経験を積んだからこそ描ける物語り」なのだそうです。

その方はまた、「小さなシーンひとつをとっても、作者のイメージしたものと読み手のイメージとは違う。そこをいろいろと想像しながら読んでいくのが楽しく、また難しい」ともおっしゃっていました。
角野さんがどんな風景を、形を、空気を想像して物語を紡いでいるのか。
わたしも、じっくりとイメージを膨らませながら読み進めてみたいと思います。それは、映像をみる時には決して味わえない、読書の醍醐味だと思うのです。

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再会の帰り道

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レイメイキングを習っていたスクールの発表会で、懐かしい顔に会ったり、遠くから元気そうな姿を確かめたり。

終わって外に出れば、すっかり暗くなった港町。
人生の約半分を過ごした思い出の町の、一番好きな界隈。
県庁前の並木道は、頭の上も足下も、明るい色に染まっていました。
明るいのにしっとり・・・・イチョウの落ち葉の不思議。

しかし・・・・。
港の周辺はみごとにカップルだらけcoldsweats01
わたしが隣を歩きたい人は、どこでなにをしているのやら。

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