読む

Let's !!

今日、本屋さんでゲットした2冊

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どちらも久しぶりに手にとった。
“Tarzan”は最新号ではないケド、以前広告をチェックして「ゼッタイ買おう!」と思ってた。
ストレッチとヨガの特集ね。
もうずい分と Sytze のヨガスタジオにはご無沙汰で、でもコンスタントに通えるようになるまでには、まだ当分かかりそう・・・・
なので、自宅でできるときに身体を動かそう、というコンタンsmile

Let's ストレッチ!
Let's ヨガ!!

そしてもう1冊は、コンパクト版時刻表
月末に、これまた久々に温泉spaに行く予定~♪
踊り子号は何時かな~train

しっかし、時刻表って、眺めてると飽きない。
ページを眺めてると、どんどんどんどん想像が膨らんでくる。
別に鉄チャンでもなんでもないけど、列車の旅は元々大好きで。
飛行機airplaneも好きだけど、あ、船の旅shipも。
よーするに乗り物に乗るのが好きなのかも。
ってか、旅行のプランを考えるのが好きなのかな。

Let's Go to ONSENdash
Yeah~up

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愛読誌

愛読誌
最近よく手にする雑誌といえば、わたくし…

ハワイピープル、エバーブルー、アーバンライフメトロ…
みんなフリーマガジンじゃん!

おまけに近頃は図書館に行くことの方が多いのだけど、先日久しぶりに本屋さんをフラフラして
「そーいえば、コヨーテの最新号って面白そうだった記憶が…」と思ったら

ビンゴ☆

特集「海は学校」いまだ知られざる水の島、ハワイへ

だって♪

というワケで、かつては毎号欠かさずに買っていた“Coyote”を久しぶりに買いました。
これ、読み応えのある、いい雑誌です。
創刊当時はいつまで続くか心配になったりもしたけど、なんのなんの…当初は季刊だったのが、隔月発行になって、しかも内容は薄くならないという。

ゴールデンウィーク中ゆっくりと読もう…

ってことができるのかどうか?!

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ひょうし抜け

UMAHANAさんこと大谷先生が表紙を担当なさっている“Urban Life Metro”は偶数月の1日発行。
今月出る号はかなり前から楽しみにして「絶対にゲットするゾ!」と意気込んでいた。
というのも、去年11月のアレンジメントワークのときにUMAHANA先生から
「(2月のは)パン屋さん特集だから、知っている人に小っちゃいパンをたくさん焼いてもらって、それでリースを作るんだ」
って、聞いていたから。
へぇ~、パンのリースってどんなんだろー??と大きく膨らむ想像・・・・

だけど、このフリーマガジンはとても人気があるので、メトロの各駅各改札に置くくらいの発行部数があるにもかかわらず、2-3日ですぐになくなっちゃう。
今までもゲットしそこなったこと数え切れず・・・・
なので、今日の仕事帰りにわざわざ有楽町方面に用事を作って回り道dash

・・・・したのに!
日比谷駅、銀座駅周辺全滅。日比谷線、有楽町線、銀座線、丸の内線すべてダメsad
「やっぱり利用者が多い駅はダメなんだぁ~」とガッカリdown
楽しみにしてたのになー。無いとわかると余計に見たくなるのが人情(笑)

でも諦めるしかないか・・・・と思い2-3の買い物などを済ませて、浅草線で帰るべく東銀座駅へ。
メトロのフリーマガジンだからって、都営線の駅にも置いてくれたっていいのに!なんて、言ってもしょーもナイことを思いながら地下通路を歩いて行くと、なぜかメトロのマークが目に入り。
そっかー! 東銀座って日比谷線も通ってるんだflair
東銀座なら人通りもそんなに多くないから、ひょっとしてまだ残ってるカモsign02

心の中でダーッシュして行ってみると・・・・
あ、ありましたーーーーぁcrying
さすがちょっと外れの東銀座、まだ数十冊が山積みになってましたgood
だ、だ、だけど・・・・・

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↑ フツーの表紙ぢゃんsign03
い、いや、もちろんっ、フツーにお花で作ったリースでも、とーってもステキなんですけど・・・・
パンで作ったリースに、あまりに期待が大きかったもので
フツーの表紙に拍子抜け・・・・
sweat01sweat01sweat01
・・・と、暦上冬の最後の日に、我ながらサブいオヤジギャグgawkで締めくくった、ULM顛末記でした。
チャンチャンnote

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幸せのかたまり

先日もったいぶって紹介しなかった happy の素・本バージョンは、これ ↓
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「猫カフェめぐり 旅情篇」 逸見チエコ by エンターブレインムック(2008年9月)

このシリーズは以前に東京周辺の猫がいるカフェを特集したものがあるみたいだけど、今度のは場所を全国各地(東京~長野~福岡)に広げて、カフェだけでなく温泉宿やペンションなどなどが取り上げられている。
中身は、こんな感じ ↓
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もうね~、ページをめくる度に自分の口から出て来る意味不明の言葉にならない音声・・・・「ふにゃ~!」とか「にゃにゃ~!!」とか、これは人には聞かせられませんよ。

心得:この本はゼッタイに一人のときに見るべし。

どのコも看板猫だけあって、しっかりカメラ目線でポーズもバッチリ、愛くるしいことコノウエナイ♪
あ~、おなかグリグリして、肉球ぷにぷにして、全身ムニムニしたぁ~い!

って、本を眺めてそんなことを想像してヨロコんでる怪しい人になるだけじゃなくて、実際にこのコたちに会いにふらりとお散歩してみたくもなります。
本の付録には「猫カフェめぐりノート」というハンディサイズの小冊子がついていて、各店舗の住所、定休日、猫の名前と写真などが載っていて、訪問時の印象を書き込む部分もある。
まぁ、世の中には猫が大キライという、わたしには理解しがたい種類の人もいるので(アレルギーの人もいるしね)、食べ物屋さんや宿に堂々と猫がいるってのはどーなんだ? とも思いますが、そういう方は「ゴメンナサイ」、なんだろうなぁ。

というワケで、日々ちょっと疲れたとき、ヘコんだとき・・・・そーゆーことはあまりナイけど(笑)
この本を手にとって眺めれば、心がほぐれて温かくなること間違いない。

自身も無類の猫好きだった大仏次郎の言葉に「猫はこよなく無用のもの」というのがある。
ホントだね~。猫に絶大なる敬意を表しつつ、心から同意します。
あなたたちの存在そのものが、わたしにとって「幸せのかたまり♪」

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Urban Life Metro

Urban Life Metro
念願のフリーマガジン、ようやくゲット!

といっても別に、中身にキョーミがあるわけぢゃなく

UMAHANAさんデザインの表紙が、ね♪

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freeな2冊

今日の通勤カバンには、読みかけの文庫本の代わりに、この2冊
Free_magazines
“everblue”の22号と“Hawaii People”の2号
どちらも7月に出たばかりの最新号です
どちらも存分に海を感じさせてくれ
そしてどちらも take free!!

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Hawaii People

Keisuke先生が新しく出したフリーマガジン“Hawaii People”
昨日のレッスンに持ってきてくださいましたので、ここでもちょっとご紹介。

ハワイを心から愛する Keisuke先生の想いが詰まった“Hawaii People”
ハワイが大好きな人が、いつも、毎日、生活の中でハワイを感じていることができるように・・・・なくてはならないフリーマガジンとなるように、と先生の編集後記「今日も明日もハワイアンライフ」にはありました。
Photo
創刊号では“ワイキキのわが家”として、家族でコンドミニアム・ステイをしながら、暮らすようにハワイを楽しむ特集が組まれています。
ワイキキのおススメのお店やスポットだけでなく、日本国内でハワイを感じることができるショップなども紹介されていますよ。
全ページともフルカラーで写真もとってもキレイ! 眺めていると・・・・行ってみたくなりますね~♪

“Hawaii People”は年4回、4、7、10、1月に発行。
全国のフラ教室やハワイアンショップ、HIS営業所(東京、神奈川、埼玉、千葉の一部)、マウカメドウス全店舗などに置いてあるそうですので、興味ある方はぜひゲットしてみてくださいね!

“Hawaii People”のウェブサイトはこちら ↓
http://www.hawaii-people.com

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「湘南アトリエ散歩」

UMAHANAさんのブログで知った新刊。
茅ヶ崎~横須賀秋谷あたりまでの地域に拠点を構えてアーティスティックな活動をしている方たちを26人ほど、写真と文章で紹介している。
もちろん、葉山にアトリエを構える UMAHANA さんも登場しています。
入手したばかりで、UMAHANA さん他数名の方のページ以外はパラパラとしか眺めていませんが、それだけでも、ここで紹介しようと思うに十分な内容ということがわかります。
著者は、ご自身も12年前に葉山に移り住み、海辺での遊び、食、住をテーマに取材・執筆を行っているライターの久野康宏さん。

それぞれの方が仕事に対して持っている“想い”や、拠点と定めた土地(つまり相模湾沿岸東部)への“愛着”が素直に伝わってきて、その気持ちは多少なりともわたしの中にあるのと同種のものだったりする。それぞれの方の暮らしぶり(アトリエぶり?)もステキで。
そしてなにより、これはある人に言われて気づいたのだけど、「この大谷さん(UMAHANA さん)もだけど、ここに出ている人たちみんながいい表情してるんだよね~。この笑顔。力が抜けてて、とてもいい。これが、この本を書いた人のコンセプトなんだろうね。いやぁ、いい本だなぁ」って。

言われてみれば、なるほどそうなんですね。
この本を眺めていて気持ちがいいのは、そんなところにも秘密がありそう。
アトリエの主たちはみんな、“自分の場所”で自分が好きなことを、自分の思うとおりにやっている・・・・それがそのまま、彼らの幸せそうな表情に表れているのだろう。
それをそのまま写しとめる久野さんもステキです。

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「湘南アトリエ散歩」~ものづくりに会いに行く(地球の歩き方Books)
久野康宏著、ダイヤモンド社(2008年3月)


この本を紐解いて、改めて、この地域ってなんて魅力的な場所なのだろうと実感。
本書にはアトリエだけでなく、“湘南リラクシング・プレイス”と題したコーナーがエリア毎に挿入されていて、カフェや美術館、はたまた遊歩道など・・・・も紹介されていて、丸ごと一冊、湘南といわれる地域の雰囲気が味わえます。


PS:登場人物たちの表情に気づかせてくれた“ある人”とは・・・・写真家の小寺卓矢さん。今お仕事で北海道から上京なさっていて、月曜日の夜に小寺ファンの写真仲間も交えて食事をしたのですが、その時にたまたま本書がカバンの中に入っていて。
小寺さんや水越武さんが北海道、森本二太郎さんは長野からこのたび岡山県へ、活動拠点としてあえて東京を選ばずに、離れて暮らすことを選んでいる意味・・・・なんて話をしていた時に、ふと、この本のことを思い出して取り出したのでした。

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「星の航海術をもとめて」

どうしてホクレアが日本に来る前に、この本を読まなかったんだろう。Photo
本の存在は知っていたのに。
ホクレアが来る前に、ナイノア(親愛の情を込めて、敬称は略!)本人を目の前にし、彼の話を聞く機会を得る前に読んでいたなら、去年のあの体験はもっと違ったものになっていたに違いない。

「星の航海術を求めて~ホクレア号の33日」(原題は An Ocean in Mind)、出版:青土社、ウィル・クセルク著、加藤晃生訳

邦訳版のサブタイトルにもあるように、本書はナイノアが初めて航海士としてホクレアを導いた、1980年のハワイイ~タヒチ間往復航海の模様が中心となっている。
星と波、風、雲、鳥、色、におい・・・・自分を取り巻く自然現象だけを頼りに船の進むべき方向を決めるウェイファインダー(航海士)は、どのようにして船位を知り、針路を決めるのか・・・・おそらくは航海士自身にも説明がつかない部分が多いに違いないその謎を、できるだけ解き明かそうとするのが本書の目的かと思う。加えて、古代から伝わるその技術をナイノアはいかに自分のものとしていったのか・・・・師であるマウとの交流を織り交ぜながら、プラネタリウムでの学習、ホクレアの歴史などを加えながら、語られる。
著者はハワイ大学の地質学の教授であり、タヒチ往復では伴走船「イシュカ」に乗り組んで航海をともに体験し、詳細にレポートした。

とくに印象深いのは、タヒチからの復路航海中の想いをナイノア自身が語る形で進められる部分。もちろん、ここの文章は航海後にナイノア自身のメモ、彼に対する航海中のインタビュー内容、航海の記録などをまとめて、時制を進行形としたものだ。にもかかわらず、往路でナイノアの様子を客観的に描いてきたそれまでと比べると、より一層臨場感があり、彼自身になって大海原に浮かぶホクレアの上で、波や風や音や光を感じているような気にさえなってくる。
そして、著者も書いているように、航海中の航海士が全クルーに対して、航海の成否に対して負う責任の重さ、その重圧から生じる孤独感がひしひしと伝わってくる。類まれなる技術を身につけた、優れた能力の持ち主である英雄は、でも、神でもなければ超能力者なんかでもない、やはり一人の人間に過ぎないのだ・・・・ということを改めて教えてくれる。
そしてこの時のナイノアは27歳になったばかりなのだ!


この本を読んで、わたしはますますナイノアへの敬愛の念を強くした。
わたしがもし男に生まれていたならば、きっと船に乗ることを目指したに違いない。やっぱり船にはロマンがある。ホクレアと(正確には伴走船イシュカと)ホノルル沿岸警備隊とのやりとりや、ホクレアとイシュカのクルーのプロフェッショナルな活躍を読むだけでも、海の、船の専門家になることへの十分な憧れを生む。

そしてやっぱり誰よりも・・・・ナイノアはわが心のヒーローだ。

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“森の「いろいろ事情がありまして」”

001森を歩いて生き物と出会うと、その相手になった気持ちになったり、あるいはその相手にいろいろと訊いてみたいことがわいてきたりする。
「どうーして、そうなの~?」って。
そんな森歩きの嬉しさ、面白さ、不思議を、どーんとまとめて、さらに科学的な解説も交えて興味深く紹介してくれる本に出会った。

森の「いろいろ事情がありまして」

軽井沢野鳥の森を舞台にエコツーリズムを展開しているピッキオが編集、信濃毎日新聞社から今年の7月に出版された。

春から冬へと季節を追って、野鳥の森に生きるいのちたちを取り上げて、1種類につき2-4ページにまとめてある。その数50にのぼる主人公は野鳥や哺乳類だけでなく、昆虫、植物、キノコ・・・・正直言ってわたしは昆虫にはさほどのシンパシーを感じられないのだけれど、この本を読むと今まで興味の対象外だった生き物たちにも不思議がたくさん詰まっていて、当然のことながらその生き物なりに一生懸命に工夫をこらして生きているノダ、ということがよくわかる。

そういった事実が解明されたのは、ピッキオのスタッフの地道な観察のおかげ。
例えば、アリの巣の前に7時間も張り付いて、アリたちが運んでくるエサのメニューをチェックしたり・・・・フィールドワークとはそういうものだ、と言ってしまえばそれまでだけど、よほど好きじゃなきゃできないこと。
そういう“好き”はたぶん、“不思議”に思うことから始まるのだろう。不思議が解けると、また一歩好きになり、好きになるとますます不思議が増えていくのだろう。

この本の魅力は書かれている内容だけではなく、各ページのレイアウトや装丁によるところも大きい。挿入されている写真はどれもこれも美しく、かつ生態をよく現しているし、イラストもかわいくてカラフル。ところどころに設けられたコラムも興味深い。
とにかく面白く読み進めることができるのだ。さすが優れたインタープリターは、目の前に実物がなくても生き生きといのちの魅力を伝えることができるのだなぁ・・・・感心しきり。
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そして、まとめともいえるエピローグがまた、心を打つ。
野鳥の森の今昔物語とでもいおうか、先人たちの想いは心に響き、ちょっぴり羨ましくもなる。周囲に自然が溢れていることを当たり前と受け止め、その価値を改めて鑑みる人などほとんどいなかった時代に、いち早く軽井沢の森の貴重さに気づき、残そうと情熱を傾けた人たち。
彼らから受け継いだものを、さて、わたしたちはどう伝えていけるのか、が問われている。

この本の困ったところは・・・・軽井沢野鳥の森を無性に歩いてみたくなることデス。

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まんがで哲学?!

002単行本が出ると必ず買う唯一のマンガ、「とりぱん」の第4巻が先日出た。
夏までの分をまとめた前巻は昆虫ネタなどが多かったけど、4巻目は正統派に戻って(?)トリたちの話題が多いのが、やっぱり嬉しかったりする。

まだ全部は読みきれてないけど、“軒の深さ”の話はよかったなぁ。
総二階、壁ばかりで軒下というものがない、今はやりの洋風の家に対して、作者の仕事場のような由緒正しい(?)日本家屋の軒下には野菜を干したり、トリやハチが巣を作ったり・・・・。
これを読んで近所の家を見回せば・・・・なるほどねぇ、軒のない家はなんだかのっぺらしているね~。
わたしも住むなら軒下がある家がいいな~、やっぱり。なーんて、思う。

人としても・・・・軒の深い(一般には懐が深いというのか?)人間でありたいと思ったりして。
マンガを読んで、思わず哲学なんかしてしまふ、秋の夜長。
って、秋っつったって、今日は木枯らし1号が吹いて、もう冬じゃん~~~っ。寒っ。

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「水平線を超えろ」

Photo_2 沖縄に発つ前に、海と(動力なしの)舟に関する本を4冊ほどアマゾンで注文しておいた。本書はその中の一冊。

「水平線を超えろ~史上初沖縄-宮崎シーカヤック単独航海」杉健志郎 著、東洋出版

ショッキー隊長おススメの本ということもあり、自分自身がちょっぴり外洋カヤッキングを体験してきたばかりでもあり、帰ってから真っ先に読んだ。

本書は、1993年と94年の夏に合計183日間かけて沖縄(那覇)から九州(宮崎県築島)まで、シーカヤックで単独渡った著者が、そのときの旅の様子を綴ったもので、出版は今年の5月。
ショッキー隊長によると、これまでに「単独で」沖縄~九州間を漕ぎ切ったのは4人。本書を記した杉さんは、その第一号だ。

島から島へ、最長で65km離れている(島影は見えない)海峡を、600円のコンパスだけを頼りに、自分を信じて、天に祈りながら・・・・自力で、誰の助けも借りずに自由に旅をする、という想いだけで海上を進む。
時に数メートルの三角波が立つ中、時に真っ暗闇の中での航海は非常に困難で、危険と隣り合わせだったであろうことが容易に想像がつくのだが、杉さんの筆致はとても軽やかだ。

それにしても・・・・サンゴ礁や岩礁で傷ついたカヤックの底を“ガムテープ”で修理して沖縄から宮崎まで漕破するなんて・・・・カヤックがほとんど知られていなかった当時としては仕方がないのかもしれないけれど・・・・いやはや、まったくスゴイ人だ。
そんなエピソードもふんだんに交えながらの旅の記録は、単なる読み物としても十分に面白い。
ショッキー曰く、「あの過酷な旅の様子をあんな風に軽く、面白く書けるなんて、杉さんは文章がウマイんだよな~」

わたしは・・・・この本を読んで、久しぶりに「男の人っていいな、羨ましいな」と心底思った。
それは、このような冒険をやり遂げることができる体力や気ままさ?が、男性の方が勝っているから・・・・ということではなく。
もちろん、それもあるけれど。
だって、見知らぬ土地で地元の男性がたむろしている公園のベンチでゴロ寝・・・・などという芸当は女性ではなかなかできるものじゃない。
でもそれよりも、上陸した土地で繰り広げられる、さまざまな人たちとの関わり方に、男性ならではの心の通い合いのようなものを感じて、わたしは強く嫉妬してしまうのだ。
杉さんと父親との関わりも・・・・父親と息子っていいな、と思える。
その父と息子の信頼関係が、本書の「あとがき」に凝縮されている。

“旅人”のあなた、必読です。

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依存から自由に

「自分が食べ物を作る行為に関わることによって、すべてをどっぷりと依存している状態から少しでも自由になれる気がするのです」

今日のひとことは、ちょっと長いけれど、今日読み終えた本の中から。
春に(に)さんの畑にお手伝いにおじゃましてからこっち、“土に触れる”をテーマにした本を手に取ることが多い。

「田園に暮す」(文春文庫+PLUS、鶴田静著、エドワード・レビンソン写真)
「庭仕事の喜び」(河出書房新社、ダイアン・アッカーマン著、古草秀子訳)
「忘れられた日本人」(岩波文庫、宮本常一著)

・・・・最後のは直接的ではないけれど、明治・大正・昭和を農村に生きた人々を描いている点、やはり“土”に関する本ともいえるだろう。
そして今日読み終えたのが、6月に中公新書から出た「農のある人生」(瀧井宏臣著)

Nou_002_2 「ベランダ農園から定年帰農まで」という副題からもわかるように、割合はともかく暮らしの中に農を取り入れる生活を勧める内容。
東京都区内の農業体験農園、地方のクラインガルテン(宿泊できる小屋が建つ敷地内で農園を作る。年単位で借りる)、棚田や果樹のオーナー制度を利用するいわゆる週末農民、星川淳さんの“半農半著”をヒントに生まれた“半農半X”、そして団塊の世代に帰農を呼びかける・・・・それぞれのスタイルで農業を楽しんでいる人を具体的に紹介している。
これから自分も土に触れる生活をしてみたいと思っている人、自分が食べるものは自分で作ってみたい人、自然豊かな田舎で暮らしたい人、とにかく少しでも“農”に興味を持つ人だったらきっと面白く読めるに違いない。読んでいるうちに、自分にもできそう、やってみたい!と思えてくるのだ。
なにを隠そう、わたしもそうしたひとりなのだから。

(に)さんと(か)さんの畑を手伝いながら、自分もいつかこういう生活をしてみたいと強く思うようになった。でも、実家が農家なわけでもなく、ノウハウなんてないし、頭で考えるほど簡単でないことも承知している・・・・なんていろいろと考えてしまうと、人間動けない。
っていうか、どう動いていいかわからない。
この本はそんなわたしに大きなヒントを与えてくれた。

冒頭にあげたのは、田んぼのオーナーになり、都内から茨城県に年8回ほど週末農民として通っている編集者の言葉。
この方をはじめ、別に仕事を持ちながら農に関わっている人は、時間的には忙しい生活を送ることになる。ゆっくり休める休日に遠くまで出かけて体を使うのは、しかし、家で終日なすこともなく過ごすより、ずっとストレス解消になると、みな口をそろえて言う。
体を動かし、体によいものを生み出し、自らが心身ともに健康になるだけでなく、日本の自然環境・景観を維持し、地域に残る生活文化を支え、危機的状態にある日本農業を救うことに繋がる“農のある人生”。

もちろん、いいことばかりではないことは本書の中にも失敗例があげられている。
けれど、無理をせず、自分に合ったやり方で、楽しんでやることができたら・・・・海の近くで“農ある暮らし”ができる場所、真剣に探してみようか。

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「危ない食卓」

値段が高いもの=良いものとは決して思わないが、あまりにも安いものには、なにかカラクリがあるに違いない。食品にしても、衣料品にしても。ずっとそう思ってきた。

「少しでも安いものを!と求める消費者にも問題がある」
あのような事件を起した張本人の言葉としては言語道断だけれど、これはズパリ真理をついてもいる。
ミートホープ事件は、この本を読み終える直前に起きた。

「危ない食卓-スーパーマーケットはお好き?-」
(原題は Not on the Label:表示には書かれない事実、とでも訳そうか)
フェリシティ・ローレンス著、矢野真千子訳、河出書房新社

3人の子どもを持つ主婦でもある著者は、英国で20年以上フリー・ジャーナリストとして活躍。時には食肉加工場などにパートタイマーとして潜入して取材もする。
巨大小売業者に食品流通全体を牛耳られてしまっている英国で生じているヒズミ。
「消費者のために、消費者が求める安い商品を届けているだけ」という小売業者の言い分とは裏腹に、直接的な健康被害だけでなく、食の砂漠化、国内自給率の低下、良心的な小規模農家の廃業、外国人労働者問題、世界的な環境問題、南北問題etc....直接的、間接的に一番の被害を受けているのは実は消費者であり、とくに比較的低所得な階層は危機的ともいえる状況に陥っている。なぜ、そういうことになってしまうのか。
本書は具体的な食品を例にとって、その裏事情をわかりやすく解説する。どれも著者自身が取材して得た情報をもとに書かれている。目次を挙げると、次のような内容だ。

1章 チキン-食べ物は安全になっているのか?002_3
2章 レタス-環境を汚す現代の食システム
3章 サラダ-低賃金労働者が頼りの産業
4章 パン-多様性が消えていく
5章 リンゴとバナナ-企業が帝国主義に走る時代
6章 コーヒーとエビ-南北問題が解消しない理由
7章 できあい食品-体にいい食べ物はどこへ行った?

本書の優れている点は、訳のうまさにもあると思う。翻訳本にありがちな読みにくさが皆無なのだ。もちろん、原著者の文章能力が優れているところによる部分が大きいだろうが。

原著が出版されたのは2004年。これは英国での話しであり、日本にそのまま当てはまることではないだろう。
本書の訳者あとがき(日本語版は2005年出版)でも、本書に書かれている全てが“対岸の火事”とは思わないけれど、日本ではカルフールが撤退し、ウォルマートが苦戦していることを挙げて「ほっと胸をなでおろしている」と書かれており、少なくとも日本は英国ほどひどい状況ではないと訳者が捉えているらしいことがうかがわれる。
しかし、ここ数年BSE、鳥インフルエンザ、雪印事件、不二家事件、偽装表示は数知れず・・・・と、たて続けに食の安全に関する問題が発生し、そして今度のミートホープ事件だ。
もう、本書に書かれた内容が「世界のどこかで起っていること」とは言っていられないだろう。
少しでも安いものを求める消費者心理は、英国でも日本でも違うハズがないのだから。

本書を読み終えて、それでもあなたは1円でも安いものを求めてスーパーをはしごする気になるだろうか?

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「タカラガイ・ブック」

木曜日の定例外出で赤坂へ行ったついでに、文教堂書店に寄る。
このお店、ビジネスパーソン向けの品揃えで、雑誌、旅関係のガイドブック、文庫本などなどが多いのだけど、実はアウトドアのコーナーが意外と侮れない。
棚の面積は決して広くないのだけど、行けば10回に8回は「おっ?!」という本が見つかる。
見つかれば、手ぶらでは帰れない・・・・というワケで、今日手に入れたのは、これ。

070510_009 「タカラガイ・ブック」 東京書籍

2007年3月6日に出たばかり。
著者のひとりは「しおさい博物館」の池田館長、写真は「湘南ちゃぶ台ライフ」の広田行正さん・・・・地元の人が関わっている本なら買わなきゃなるまい、というのは理由の何分の一かで。
パラパラめくっただけで「キレイ!」「楽しい!」⇒「欲しい!!」となったワケ。

ビーチコーマーならずとも、海岸を歩いたことがある人なら誰でも、タカラガイを見つけた時の喜びは格別だろう。
もちろん、子どもにも大人気。
なんたって、大昔(科学的じゃない表現だなぁ)は、お金として使われたんだからね。

そんな日本のタカラガイ88種類を網羅した図鑑。
1種類につき2ページ見開きが当てられ、貝殻の大きさ、分布、生息環境(深度など)、出現(拾える)頻度のデータに加えて、海の中で生きている=外套膜をかぶった状態の写真も載っている。
そして右側のページには、成長の過程がわかるよう写真が並べられている。
070510_015
ちなみに、よく見るハナマルユキのページはこんな感じ→
ね、面白いでしょ?

最後の方にはおまけ?として、代表的な種類の“磨耗の過程”も写真で紹介されている。
買ったばかりで、まだジックリ読んでいないのだけど、途中のページに挿入されたコラムも専門的かつ興味をそそる書き方で、なかなか面白い。

この本を眺めてたら、あなたも手元にあるタカラガイを調べてみたくなるだろう。
070510_007 で、うちにあるもので比較的キレイな状態なものを並べてみたら・・・・。
同定はちゃんとできてないけど、家にある種類は全部入ってると思う(自信ないケド)。
数えてみたところ、11種類。日本で拾える88種類の8分の一があることになる。
拾った場所は、葉山を中心とした三浦半島と座間味ほかの沖縄。

うーむ、これは当分この本で楽しめそう♪
だけど・・・・・お値段が、ちょっと高いんだよね~。
これだけの労作なら仕方ないとは思うけど、もう少し低く抑えた方が、手に取る人増えるのではないでしょうか(余計なお世話)。
え? おいくらかって?
3400円也

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「魂の森を行け」

Photo_6 昨日紹介した宮脇昭先生を知ったのは、この一冊がきっかけ。
昨年秋に海仲間の(ま)さんが貸してくれた本だ。
(ま)さんとは、20日の公開講座も一緒に聴講して「今度はゼッタイに、フィールドに宮脇先生に会いに行こう」と約束した。

執念ともいえる意思をもって、今では日本国内のみならず、中国の森や、東南アジアの熱帯雨林まで植林を成功させている宮脇先生。
一体どうしたら宮脇先生のような人が生まれるのか、この本を読めばそのナゾがよくわかる。研究者、宮脇昭の半生を描いた作品だ。

これを読んで嬉しかったのは、うちの裏山ともいえる三ケ岡が、宮脇先生のいう「鎮守の森」の植生そのものだということ。先生には日本全国の植生を隅々まで調べたという偉業もあるのだが、三ケ岡を調べている宮脇昭の姿を想像すると・・・・なんだかワクワクする!
そして、日本の代表種のひとつのように思っていたアカマツが、実は本来尾根筋など、他の樹種が生育できない場所に、ほんの一部あるだけだったことを知り「へぇ~、へぇ~、へぇ~(って、これはトリビアな知識じゃナイですね)」
今、全国的にマツクイムシにやられているのも、本来少数派だったアカマツが範囲を広げすぎた(もちろん、アカマツが悪いのではなくて、人間のセイですけどね)結果、その揺り戻しが来ているだけだという。なるほど~。じゃ、薬バンバン使ってマツクイムシを退治しようとするのも、自然の掟に抗った、ムダなというよりも、やってはいけないことなのかな。

・・・・いろいろ興味は尽きないこの本の著者は一志治夫さん、新潮文庫より出ています。こんなにタメになる、面白い本が文庫で読めるんですよ! やるな、新潮社。
森に、環境に、自分の命に、関心のあるあなた、必読です。

(ま)さん、ステキな本を教えてくれて、ありがとう♪
先生の著書、「鎮守の森」の内容は、この前の講演をより分かりやすくした感じでしたよ。

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「御蔵島のイルカ」

Photo_12 一昨年、昨年と2回御蔵島のドルフィンスイムに行き、もちろんとてもエキサイティングな体験をさせてもらったが、特に昨年はツアーのあり方に疑問を持ったのだった。(9月15日の“イルカ語が話せたら”をご参照ください)

うかつにもこの本、つい先日手に取って読んだばかり。モイヤー先生が1997年に出したこの本には、昨年9月に湧き上がった疑問に対する答え(ヒント)が書かれているように思う。
御蔵島周辺で観察されるミナミハンドウイルカの群れについて、1990年代に6年間にわたってモイヤー先生が調査した結果と、三宅島周辺の漁師さんなどの目撃情報及びその記録を基に記されている。

イルカの分類から始まって、御蔵島周辺にいるイルカの特徴、個体群について、食餌行動、社会の成り立ち、社会行動・・・・そしてドルフィンウォッチングと将来のエコツアーの展望までを、「6年間でほんの表面をなぞることができるようになっただけ」と言いつつも、海洋生物学者としての立場からモイヤー先生の意見が述べられている。

この本を読んでみて、御蔵島のイルカたちが季節によっては意外なほど遠くまで移動しているらしいこと、でもやはり子育てなどのデリケートな社会行動にとっては、御蔵島がサンクチュアリのようになっていること・・・などを知ることができた。
そして、たくさんの人が押し寄せるドルフィンスイムがイルカたちに与えるインパクトについて、わたしの懸念を少し軽減させてくれる考え方をモイヤー先生が持っていたことがわかった。
もちろん、先生が調査をしていた90年代と現在では状況が違うかもしれない。先生も、特に子育ての時期などは、ツアー主催者が十分な知識を持ち、細心の注意をしてガイドするべきであること、お客の方も「いつも必ずイルカと泳げるわけではない」ことを理解すべきこと(相手は野生の生き物で、海は水族館ではないのだから)は、モイヤー先生もハッキリと書いている。

そして何よりも、イルカとのふれあいを求めて来るわたしたちに対して、イルカは決して人間好きでもなければ、ましてや崇高な精神を持った神秘的な存在ではない、という意味の言葉が何度も出てくる。イルカは単なる海洋哺乳生物なのだ、ちょっと好奇心が強いだけの。この辺、やはりモイヤー先生は科学者だな~と思う。そしてそれは正しい解釈なのだろう。

この本を読んで強く思ったのは、「今度はレジャーとしてドルフィンスイムに行くのではなく、ドルフィンウォッチング、つまりじっくりと観察をしてみたい」ということだ。
それくらい、本書に書かれている御蔵島周辺のイルカの生態は面白く、特殊なものに感じられた。かつ、まだまだわかっていないことが多いのだ!
初めて御蔵を訪れたとき、御蔵島周辺の個体には名前がつけられていて、家系がわかっている個体もいる、ということを聞いた。おそらくそれが、モイヤー先生を中心とした調査の結果だということが、この本を読んで繋がったわけだが、果たして先生亡き後、今でもこのような調査は継続して行われているのだろうか?

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とりぱん

うひゃぁ~、今日は仲秋の名月だというのに、なんじゃこの天気×××
しかたがないから・・・じゃなくて、嵐でも晴れていても夜は長いのだから・・・読書の秋!
またまた、ぜひぜひ読んでみてほしい良書?! を紹介しよう。わたしにとっては今年一番のヒットかもしれない、ある意味。 Photo_3

その本の名は・・・・

と・り・ぱ・ん !!

そう、マンガである。週刊モーニングに連載中(だそうだ)。
だそうだ、というのは、わたしは週刊も月刊も単行本もマンガを読むという習慣がないのだけど、この本は写真仲間で生き物好きの(大)さんが教えてくれた。
で、見事にはまった!


作者は岩手県に住んでいて、自宅の庭にエサ台を作り主にパンをやっている。そう、トリにやるパン・・・で、「とりぱん」
そのエサ台に季節ごとにやってくる野鳥たちを中心に、お隣のネコだとか、虫だとか、身近な生き物の生態を描いている。とにかく面白い! 自然のことをちょっとでも知っていればいるほど、その面白さがわかるハズ。

生き物たちの性質をキャラクターに生かしていて、ヒヨドリはパンク野郎、オナガはおしゃれ強盗団・・・てなぐあいで、それがミョーにおかしい。ついでに言うと、作者自身や家族の生態も十分に面白い。こんな友達ほしいかも。

隠れた(てないか?)主役はアオゲラのポンちゃん。この春にネイチャーハイクでアオゲラの話が出たときに、わたしがふと「ポンちゃん・・・」とつぶやいたのを、元キープ協会のスタッフだった女性が聞き逃さず、「とりぱん読んでるんですかっっ?!」と大盛り上がりしたくらい(一部マニアの間で)有名。

でもおかしいだけじゃなくて、ふとした時に語る作者の言葉が、しみじみと胸に響いてきて、じ~~んとしてしまうことも。

そんなワケで、トリに限らず生き物が好きな人、自然が好きな人、空気の変化に季節の移ろいを感じられる人・・・・に、特におススメです。もちろん、そうじゃなくてもね♪
ついつい図鑑を傍らにおいて読んでしまう(絵の図鑑じゃなくて、「声が聞こえる!野鳥図鑑」みたいに写真で載ってるヤツ)、という珍しいマンガです。

くれぐれも、電車の中で読んじゃいけませんぜ。
ひとりでニヤニヤ・・・ならまだいいけど、突発的に吹き出して・・・怪しい人になること請け合いです。

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The Blue Bear

星野道夫は不思議な人だ。
彼が突然別の世界へ旅立ってしまったとき、いったいどれだけ多くの人が肉親を失ったときのような喪失感を味わったことだろう。たとえ生前の彼に一度も会ったことがない人でさえ。
わたしもそういう一人だが、星野さんの残した写真と文章に触れ、その歩んだ道を思うとき、10年たった今もなお、心がさざ波立つ。
そして永遠に答えを得ることのできない問いが、いつもいつも湧き上がる・・・「どうして?」
星野さん、どうして? クマよ、どうして? 神様、どうして?

星野さんの著作を片っ端から読んだわけではない。ましてや没後に編集し直された物はなおさら。
星野さんのことを描いた本も読んでいなかった。読めなかった、というのかな。
池澤夏樹著「旅をした人」も数年前に買ったまま、いまだに本棚に積んである。


でも、森仲間の(お)さんが教えてくれたこの本は読めた。タイトルに惹かれたのかもしれないし、カバーの雄大な写真と、挿入ページに写る(ただし、星野さんの作品ではない)素The_blue_baer_small 晴らしく美しい毛並みのクマの姿のおかげかもしれない。

「ブルーベア(原題:The Blue Bear)」

著者はアラスカ南東部を中心に、船にお客を乗せてガイドをしているリン・スクーラー。星野さんもクジラなど海の生物を撮影する時は、必ずといっていいほど頼っていた存在。
初めは単なるガイドとお客、アメリカ人と日本人。意思の疎通もパーフェクトではなかったであろう、ぎこちなかった関係が、やがて個々の人間としての繋がり=替えがたい友情へと変容していく。そして二人は“幻の”という形容詞がつくブルーベア(グレイシャーベア)を探す旅に出かける。

ともすると“特別な人”のように扱われ、時には神格化されてしまうようなこともある星野道夫が、この本の中ではおそらく等身大で描かれている(わたしは生きている星野さんを知らないから、あくまでも想像だけど)。著者の星野さんに対する限りない愛情に満ちた、やさしいまなざしが感じられる。そしてそこに描かれている人間味あふれる星野さんは、「やっぱりそういう人だったんだ」・・・・写真や文章から想像できる姿を裏切ることなく。
一番心に残ったのは、撮影を終えて星野さんが「クジラ、ありがとう」と見送る場面。
あ、あと、それから・・・・。

これ以上書いちゃうとつまんないからやめておく。
ただ、著者自身のことにもだいぶページが割かれていて、それがまた星野さんとの出会いが彼に与えたものの大きさを示すのに欠かせないのだけど、1冊全部が星野さんについて書かれているわけではない。だから100%星野さんを期待して読むと「あれ?」と思うかもしれない。
でもやはり手にとってみて欲しい本のひとつだ。
人が存在するということは、他の人との関わりの中で存在することに大きな意味がある。
星野さんのように大きな仕事を成し遂げた人であれ、そうではない誰であれ、人に影響を与え、影響されて生きている。
星野さんはいなくなってしまってからも、人々に影響を与え続けている。それはやっぱりすごいこと。

空高くオーロラの彼方にいるのかなぁ?
楽園で、美しいものに囲まれて、どうか安らかに。


PS:電車の中で読むのはおススメしません。ふいに視野がぼやけますから。

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琉球布紀行

島暮らしをいつかしてみたいという思いを、心の隅っこにいつも持っている。
実現に向けていますぐ具体的に動き出す、というのではない類の夢。
仕事や家族の事情に変化があったら、その時はにわかに現実味を帯びる可能性のある選択肢のひとつ。__2
住むとしたら、やはり南西諸島だろうと思う。
他の島にはさほど滞在したことがないので比較はできないが、比較せずともよい、そう思わせる理由のひとつが、沖縄の伝統的な「手仕事」だ。もちろん、他の島々にも優れた手仕事は残されているだろうし、行けばそこにしかない魅力を感じることだろう。海だってステキなところはあるに違いない。

_ でも、沖縄なのだ。これは言葉では説明できない、感覚の問題。思っただけで「ちむどんどん(肝ドゥンドゥン)」なのだ。恋にも似ているかもしれない。
そんな思いを再確認させてくれた本に出会った-澤地久枝著の“琉球布紀行”
きもの好きな著者が、別の理由で沖縄に2年あまり在住した際に、県内をくまなく歩き、各地に伝わる染織を取材した、文字通りの紀行文。例外的に鹿児島県の奄美大島紬も取り上げられている。
“布紀行”といっても、結局はそれに携わる人々の物語であり、その主人公には高齢な方が多いとなれば、自然と沖縄の歴史を訪ねる旅ともなる。
日本国内のどこよりも独自の染織技術が数多く、高水準に発達していた土地が、日本国内のどこよりも戦争の痛手を被ったという皮肉。存亡の危機に瀕しながらも、技術を受け継ごうとし、時にはゼロから復活させて今に伝え、さらに発展させようとする情熱と忍耐、強い心は、沖縄の人ならではのものであろうと思わせる。

染織技術のことなんて何も知らない。布紀行で紹介されていた布の着尺一反すら持っていな _1い。
けれども沖縄のどこかに住むことができたとしたら、その土地に伝えられた手仕事に、何らかの形で関わってみたい。そんな途方もない夢を抱かせてくれた一冊。
憧れはいつか現実のものとなるのだろうか。願いを心の隅に持ち続けてみよう。

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